日本文化目次
新年の祭り (お正月)
ひな祭り (桃の節句)
端午の節句
(こどもの日)
星の祭り (七夕)
月見
バレンタインデー
日本のクリスマス
月の名前
日本の数字
日本の文字
ローマ字
日本のアルファベト
(いろは歌)
日本人の I はいくつ?
   You はいくつ?

日本人は妻をどう呼ぶの?
日本人は夫をどう呼ぶの?
トップページ建設用語旧辞典
(英仏独和)
世界の文化世界の国名・
 国旗の由来
和訳・
 日本の文化
韓国地図検索ソウル地図検索済州道地図検索県別自治体リンク50音自治体リンク
面白いサイト面白い英語の言葉作者のページ
(更新状況)
スパム紹介(日記)お問合わせ

 佐藤渡辺のホームページを見に人に、舗装の話ばかりでは退屈だろうと、日本の祭りとか、外国の人に興味のありそうなことを紹介していたのですが、研究所のさる女性から何が書いてあるのか見たいとの仰せがあり、美女の言うことには一も二もない私は、逆に和訳することになりました。外国のひとにこんな感じで紹介しているのだな、と見てください。

日本人の I はいくつ?
  私は三つの I を持っています。というか、その場の状況によって三つを使い分けています。

 普通は (watashi) を使います。これが最も標準的でどんな場合にも使えます。

 ほんとを言うと、たいていの場合、 (ore) を使っています。この I は、普段の生活で使うもので、オフィシャルな場所とか、目上の人に対しては決して使いません。ときどきですが、 (boku) を使います。これは本来は従僕、つまり召使いという意味ですが、対等の相手の場合にも使います。
  I に相当する言葉は、方言も入れれば、おそらく百以上あるのではないでしょうか。ここに、いろんな I の表を作ってみました。
I を表す言葉のいろいろ
漢字で
I を表す言葉
発音直訳どんな場合に使うか男性女性
watashi
watakushi
(atashi)
(asshi)
わたしこの I どんな場合でも、男性でも女性でも最も適当な表現です。 "watakushi" という発音はちょっとオフィシャルな、形式張った感じですが、 "watashi" も、オフィシャルな表現としてよく用いられます。 "atashi" は、少し俗っぽい発音ですが、女性はよく、この発音を使います。ソフトな感じがあるからです。 "asshi" は、さらにずっと俗っぽくて、商人とか職人が使います。標準標準
atashi
watashi
めかけ文字表現としてだけ分かる言葉で、女性に対してだけ使われる言葉です。この文字は可愛く、セクシーな感じです。決して使う
ore
(ora)
(oira)
わたしオフィシャルな場合とか、目上の人には決して使いません。この I は男だけのものです。 だけど、方言では女性もこの発音を使う場合があります。"ora" という発音は方言でだけ聞かれます。 "oira" は古いスタイルの言葉で、コメディーなどで使われることがあります。使う使わない
boku召使いこの I は、目上の人に対する言葉ですが、時に、あまりにも親しげな印象を与えることがあり、よく知っている人に対して使います。この言葉は、男の子の代表的な I です。.使う決して
washi
(wasshi)
わたしこの I は、ちょっとばかり威張った感じがあり、主に目下の人に対して使います。しかし、職人なんかが使うと俗っぽい感じで威張った感じはありません。 "washi" という発音は "watashi" を縮めたものでしょう。広辞苑で調べたところでは、ずっと昔は、この "washi"という言葉は主として女性が使っていたということです。現代では男性だけが使います。 使う昔は

wareわたしこの言葉は I 会話で使われることはなく、文字表現としてだけ使われます。 複数形の "wareware" は、団体の団結を示威するのに使われます。 、この字は同じ文字の連続を示すのに用いられます。ときに、複数形はこので作られますが、決して とか、とはなりません。 - -
jibunわたし自身人によっては、目上の人に対してこの言葉を I として使います。 この I 自分のアイデンティティを強調する響きがあります。使う決して
shohsei小さな
生命
実際、この I は、この取るに足らない私という意味です。文字表現として使われるだけで、会話ではほとんど使われません。文章で使わない
wagahai私のような
やから
意味としては、私のようなやつ、ということですが、これも自分の存在を強調する響きがあります。夏目漱石の有名な小説の「吾輩は猫である」というのがあります。猫が家人を観察して日記をつけた、感じのものです。 今では
まれ
使わない
漢字が
ない
uchi(私の)
関西以西で広く使われる方言で、主として女性が、あたし、の代わりに使います。この I は親しい印象を与えます。"uchi"のもともとの意味は内だと思います。それが自分に内に属するもの、あるいは自分が属するものと言った意味、代表的には家庭とか家も意味するようになったようです。そして私・自分もこの家に属するものという意味で「うち」なのでしょう。たまに使う
漢字が
ない
wate
(ate)
わたし関西地域の方言です。この言葉の奇妙なところは、京都の人が使うと上品に聞こえて、ほかの大阪などの人が使うと下品に聞こえることです。舞妓さん(最高級の芸者さんだろうと思います。)の標準の I です。使う使う
漢字が
ない
waiわたし関西地域のちょっと下品な表現です。奇妙なことに、この言葉は you としても使われ、どちらの意味かは、状況で判断しなければなりません。わいがわいばわいがわいがゆうがわい。わいもわいばわいがわいがゆうがわい。(お前が自分のことをわいが、わいがというから、俺もお前のことをわいが、わいがというんだわい。)使うまれに
temae
(teme-e)
手の前古い言葉で商人とか職人がつかっていました。この言葉も I (あなたの前にいるやつ) と you (わたしの前にいるやつ)の両方に使われます。 "temee" は、乱暴なバリエーションです。使うまれに
漢字が
ない
oraわたし日本の中央地域で使われた古い言葉です。年寄りは今でも使います。使う使う
sessha未熟な
さむらいが、この言葉を使っていました。さむらい決して
漢字が
ない
oiraI日本の中央地域で、少年が使っていた言葉です。 "ora" のバリエーションです。yesnever
漢字が
ない
wachikiわたし江戸時代の遊女が使っていた言葉です。決して使った

   地方には、まだまだ、たくさんあります。

You を表すことばは、こちらです。.

ドイツのNoraさんという方が、このページをドイツ語に翻訳して紹介されています。