佐藤渡辺のホームページを見に来た人に、舗装の話ばかりでは退屈だろうと、日本の祭りとか、外国の人に興味のありそうなことを紹介していたのですが、研究所のさる女性から何が書いてあるのか見たいとの仰せがあり、美女の言うことには一も二もない私は、逆に和訳することになりました。外国のひとにこんな感じで紹介しているのだな、と見てください。 | |
日本人は夫をどう呼ぶの ? 英語版を作って日本語版をどうするか迷っていたのですが、howdoyoucallhusj.htmlを勝手に類推してアクセスしてくる人があり、エラーになりますのであわてて和訳しました。 | |
Husbandを表す一文字の漢字はだけです。の元々の意味は単におとこ というだけです。その昔はという同意語に近いものがありました。の元々の意味は背中とか背丈、それに(兄とか愛人を)支援するという意味です。単独では夫という意味には使われず、のように使われていました。文字通りに解釈すれば「私を支援してくれる人」ということになります。しかしながら、このは古語であって現在ではジョークの中で使われるくらいのものです。もう一つはという言葉のなかです。は普通、姉妹のなかの自分より年下の方ですが、昔は愛する女性を意味していてと言うと愛し合っているカップルとか夫婦を意味することになったわけです。この言葉は現在では結婚式での祝辞で聞かれるくらいです。 ところで、英語には younger sisterとか elder sister、younger brother、elder brotherを表す単独の言葉はないようです。漢字では elder sister は、younger brotherは、elder brotherはなどとなります。反対に日本語には sisterとか brotherを意味する単独の言葉はありません。Sisterはで表し、brotherはで表すという具合です。 は暗黙のうちにもふくんでいます。ですから、"kyoh-dai"は何人ですかと問われれば、"shi-mai"も含めて答えることになります。姉妹も「わたしたち"shi-mai"」と言うよりも「わたしたち"kyoh-dai"」と言うことが多いのです。 "husband"の同意語はいくつかあります。漢字・二文字になっています。 あなたの夫を他人にどう紹介します? This is my はもちろん、OKですが、書き言葉としてが標準みたいですが、会話の中ではあまり聞かれません。最も標準的でフォーマルなのはでしょう。どちらかというと、ちょっとあいまいなを加えてということが多いでしょう。は文字どおりの意味では "master person"ということになります。 はもう一つ持ち主という意味があります。したがっては私の所有者とも解釈できます。 の少しくだけた同意語にがあります。直訳すれば 'small-house master' 小さな家の主ということになります。この表現は親しい間柄のときに使われます。もう一つ、くだけた言い方ではがあり、これも親しい間だけで使われます。直訳は "daybreak country" 一日の始まりの国で 'husband'とは何の関係もありません。この言葉は仏教とともにサンスクリットの dana という寄付を意味する言葉から来たと言われています。サンスクリットというのは英語を含むヨーロッパの言葉の元に鳴った言語と言われています。もともとはは僧侶にお布施をしてサポートする人だったのが、今では妻をサポートする人になったわけです。 girlsもがスポンサーになっていました。ここでもとかが、よく聞かれます。. も OK ですが、あまり聞かれません。 ここで使っている漢字の意味は名前に使う漢字の探索のページで調べることができます。夫がいないときに彼のことをどう呼びます? だいたいは上に書いたのと同じです。いくつか卑俗な言葉があります。。これはを俗な感じでちょっと軽蔑した言い方です。もう一つはです。は 'stay'とか 'inn'を意味します。 は 'six'ですが、これは同じ発音のから来たものです。はサムライの給料のことです。そして、この場合、はの略で「稼ぎがほとんどない人」と解釈されます。ですから、は「うちに居る居候」ということになります。 ほかの女性に対して、その人の夫をどう呼びます? 一番多いのは「はいかがですか?」でしょう。普通は丁寧語の "go" をつけます。しばしばというのも聞かれます。 is は丁寧語の "o"です。は 'home'とか "house'の意味です。は「あなたの家のマスター」ということになります。"go" と "o" の使い分けはあいまいです。一般的には元々の"やまとことば"の発音、つまり訓読みに対しては "o" を付け、漢語、すなわち中国語に由来した発音、つまり音読みに対しては "go" を付けますが例外が多々あります。は俗な表現として OKです。というのも聞かれます。には "o" も "go"も付けません。一番ていねいには 'Sir'を最後ら付けます。 ("o" と "sama"が両方ついてていねい過ぎですが)とかとかです。 他人の夫を、その妻の目の前でどう呼びます? 上と同じです。注意を引くのは 'you"の代名詞は、まず使われないことです。代名詞を使うということは、その人の妻を無視していることになります。ですからが代名詞みたいな役目をします。 ほかの人は妻がいないところで、その夫をどう呼びます? 上のどれも使われます。ここで、いくつか追加があります。 "も俗には使われます。若いカップルの場合はも使われます。若くない夫婦では単にと言うと、入り婿した夫ということになります。 聴衆の前で、ある女性の夫をどう紹介します? このケースはあまりありません。「では誰それのをご紹介します」 これが一番、標準的でしょう。とかも使われます。 家では夫を何と呼びます? これが一番むずかしいケースです。いろんな you'sの中で一番よく使われるにはで、俗には"a nta"と発音します。以前は商人とか職人の間ではが、百姓の間では "o mee"が使われていました。 当然のこととして子供ができます。子供たちは、その父をと呼びます。そしてお母さんに「"otohsan"はとこ?」と聞きます。するとお母さんは「"otohsan" はお仕事よ」と答えます。. こうして "otohsan"とか "tohsan"が夫を呼ぶときの代名詞になります。想像するにこうしたことはよその国でもあるのではないでしょうか? 中国人あるいは中国語を学んでいる人の中国人は夫婦をどう呼ぶかについて議論したサイトがあります。英語ですが、漢字は英語圏の人には文字化けになるでしょうから漢字を画像に置き換えて、日本との違いなどをコメントしたページを作りました。
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