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2004年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
ワークショップ 03

Superpave Design Compaction Effort: Validity of Using Density at the End of Service Life as a Parameter to Define N-Design

G. Huber, R.M. Anderson

スーパーペーブの突き固め:設計回転数の決定のパラメータとしての、供用寿命時の密度を利用することの有効性

Abstract

 1993年にスーパーペーブによる配合設計が導入されたが、この方法では新しいスーパーペーブ・ジャイレトリー・コンパクタと、試験室での締め固めは供用寿命の最後での密度に一致するようにしなければならないという前提に基づいて設計回転数の表が導入された。この設計回転数の根拠となる実験は少なくとも12年を経過した舗装で行われたものである。 設計回転数を下支えする実験は少なくとも12年を過ぎた舗装に対して行われた。SHRP以後のすべての舗装年令を含むようデータベースを拡張して設計締め固めのテーブルを精緻にする試みはうまく行っておらず、供用寿命の最終段階における密度は設計締め固めを定義する、リーズナブルなパラメータではないという結論に行き着いている。
 スーパーペーブ・混合物および骨材エキスパート・タスクグループは、オリジナルな設計締め固めの変更を勧告している。これは骨材骨格の締め固め性の設計回転数における変化、および混合物のスティフネスの設計回転数における変化を両立させるものである。
 設計締め固めレベル、つまり設計回転数を変えてもアスファルト量は変化せず、混合物の機械的特性(スティフネス)が変わるだけである。現在のスーパーペーブにおける設計回転数のレベルは合理的で納得できるものである。

 質疑は準備された資料の発表から始まって、長々と続いています。ジャイレトリーが現場の何を代表しているのか、ジャイレトリー自体、機種による差があるなどのことがあり、試験室での締め固めは現場の締め固め性を代表すべきものである、といった意見が交わされていますが、結局のところ、大筋としては著者の結論は認めるという方向のようです。