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HMAの現場で分取した試料の試験におけるバイアス誤差の分析
Robert L. Schmitt, Awad S. Hanna, Jeffrey S. Russell, and Erik V. Nordheim
本論文の目的は、加熱混合アスファルト (HMA)の現場で分取した試料の試験のバイアス誤差に関する分析であり、発見できたことを、独立品質保証 (Indipendent Assurance Program)における管理のバイアス真の平均値から、ずれていることを示すものである。16のHMAの工事から現場データを集めて、標準的なHMAの骨材の粒度、アスファルト量、混合物の容積特性などの試験特性を試験した。10工事については、発注機関と業者とで、別々に分種試料についての試験を行い、6工事については、発注機関と業者、それに第三者試験機関で別々に試験した。試験室間の平均を比較したところ、統計的に有意な差が見られ、分散解析をすると、個々の試験間に有意な変動があり、試験室と試験値との間には相互作用があった。解析の結果はまた、試験室間と平均バイアスの中での計測できる変動にはバイアスがあることが判明した。本論文は、実務者および研究者に現場の条件下でのバイアスについての知見を与え、独立品質保証計画および品質保証による施工の仕様にバイアスの変動を取り入れる手法を提供するものである。
最初、split-sampleを割れた試料と訳していましたが、どうもおかしいと思って調べてみたら、よく知られた四分法もそうですが、粒状の材料を粒度などを崩さずに、平均的な試料を取り出す方法のようです。
Indipendent Assurance Programというのは、アメリカで採用されている新しい品質管理の方法のようです。何が独立か、というと、通常は施工業者が品質管理の試験をするところを、発注者が試料の採取についての指示をして、採取した試料の試験は発注者側で行うと、いうもののようです。アメリカ全州で、かならず、1工事以上は、この方式によることになったようです。業者側に品質管理の能力がなくても、州の契約を取れるということでしょうか?