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 サムポ Sampo この不思議なるもの

 カレヴァラの中で Sampoは重要な役割をします。主として参考にしているのは下記のページです。

http://www.finnishmyth.org/

 フィンランド人ならだれでも、サムポ(サンポ)のことはよく知っています。それはフィンランド人とって何か基本的であり、フィンランド的な存在なのです。だけど、それが何かと問われて、答えられるひとは、まずいないでしょう。 得られる答えは、意見とか何とかの説とかでしょう。確かに、誰でも、それがカレヴァラの神話の時代には、それを巡って戦争になるほどのものだったことは知っています。ほんとのところ、それが何であったかは誰も知らないのです。
 1818年からこっち、ずっとサムポがどんなものだったのか、議論が続いています。いったいサムポが何だっのか次から次と新説が出てきて、30位の説があります。天空を支える木だったとか、いろいろと、こじつけの説の説明がありますが、省きます。何で出来ていたかについても諸説あり、白鳥の羽毛とかの説もあるようです。カレヴァラの中で確かにロウヒは、イルマリネンにそうした材料を指定しています。
 サムポに似たものというか、その断片みたいなのはアイスランドのエッダの詩とか、東洋にもあるということですが、実は日本の昔話の中にも見つかります。

鍛冶屋のイルマリネン

彼こそは並ぶものなき鍛冶屋、
誰も彼みたいにはハンマーを振るえない。
天空を打ち出したのは彼だから、
大気の土台を鍛えたのは彼だから、
まだ彼のハンマーの名残は見つからない、
それに火ばしの名残も見いだしていない。

それから、また、イルマリネン、
三日目の夜のこと、
前かがみになって、一心に見つめる、
かまどの底までも、
サムポができているのが見えた、
まばゆい色の覆いといっしょに。

by Nils Hedlund
 ヴァイナモイネンは、サムポを作ればとびきりの美人がもらえるからと、いやがるイルマリネンを騙して木に登らせ、得意の歌でポホヨラに吹き飛ばします。そこで、とにかくイルマリネンは言われた通りにサムポを作って娘を連れ帰ろうとするのですが、娘ににべなく断られます。

by Nils Hedlund
ツオネタール

 死者の世界・マナラの女主人

それからツオネラの偉大な女主人は言った、
おお、お前は老雄、ヴァイナモイネン、
どうしてまたマナラに旅してきたのじゃ、
何でツオネラに冒険なのじゃ、
ツオニはまだ、呼んではいないというに、
マナラの地へは、呼ばないというに。

 ヴァイナモイネンはイルマリネンを出し抜いてポホヨラの娘を迎えに行こうと、ペレボイネンに木を集めさせて舟を作るのですが、どうしても舳先の部分を作る歌を思い出しません。そこで、死者の国のツオネラ Tuonelaに旅します。ツオニ Tuoniが死者の世界の神様です。マナラはツオネラの首都みたいなところのようです。ところが、歌を教えてくれないばかりか、逃げられないように、とがった顎の老婆が銅のひもを作り、それを三本指の老爺が網に編んで、ツオニの息子が河に敷いて囲まれるのですが、川うそになって逃げのびます。

呪術師 ヴィプネン

ヴィプネンは歌で名高かった、
小道具がいっぱいの老翁、
歌によって彼は横たわって広がった、
魔法の呪文で伸びに伸びた、
肩からはポプラの木が生えてきた、
頭からはシラカバが芽を出した。
顎からはハンノキが、
頬からはやなぎのしげみが、
額からはモミの木が、リスも一緒に、
歯からは枝分かれした松の木が。

by Nils Hedlund
 ヴィプネンは困って出ていくように頼みますが、そこで、ヴァイナモイネンは「お前の知識・歌を全部、教えるまではだめだ」と脅して全部の呪文を手に入れます。かくして、ヴァイナモイネンの舟は完成し、求婚の旅へと旅立ちます。
 ヴァイナモイネンが困っていると、ある人が賢者・ヴィプネンの口の中に偉大な知識があるというので、何とかAntero Vipunen、山のようですが、そこにたどりついて、口をこじ開けようとしたとき、その口の中に落ち込んでしまいます。ヴィプネンは目を覚まして「わしは生前は何でも飲み込んだが、こんなのは初めてじゃ」と驚きます。
 ヴァイナモイネンの方も居心地が悪くてたまりません。そこで、あり合わせのもので鍛冶場を作ってトン、チン、カンと始めます。

by Nils Hedlund
ブローチと腕輪

アンニッキ、そうしてドアから入った、
そして彼女は語りかけた、次のように、
鍛冶屋の兄さん、イルマリネン、
貴方は原始の偉大な職人、
さあ、私に機織りのシャトルを作って、
きれいな指輪を、私の指に合うのを、
金の耳飾りを、二組か三組か、
五、六本の鎖でできたガードルも、
一番大切な真実を教えてあげるのだから、
うそ、いつわりのない真実よ。

 ところがイルマリネンの妹のAnnikkiに見つかって、嘘を言ってごまかすのですが、問いつめられて泥を吐かされます。ヴァイナモイネンは女性にかかると、いつもこうです。そこで、アンニッキはいいことを聞いたと、イルマリネンに、出し抜かれるわよ、と教えるのですが、その前に、ちゃっかり、欲しいものを手に入れます。

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