マヨット(Mayotte) .yt 首都 マホレ (Mahor's) 国際電話番号 269 マダガスカル島(Madagascar)の北西, インド洋にある島で、フランスの海外領土です。フランスは結構、あちこちに海外領土を持っています。人口 178,437(2003)。面積 374 km2。 公用語 フランス語(人口の35%)、Mahorian (スワヒリ語の方言)。宗教 イスラム 97%、ローマ・カソリック 3%。 海賊の被害に悩まされていた島民の要請ににより、この島を属領としていたマダガスカルの王からこの島を買収して保護領にしたということです。1912年には、すでにフランス植民地になっていたマダガスカルに併合されました。第二次世界大戦中はイギリスが海軍基地を置いていたりしましたが1946年に自治領になり、1958年にマダガスカルが自治共和国になったため、マヨットを含むコモロ諸島はフランス海外領土となり、1961年に内政自治権が認められました。当初は首都はマヨットのザウジ Dzsoudhiにあったようですが、1962年、グランドコモル島のモロニ Moroniへ移転されました。 1974年に、コモロ諸島全域でフランスからの独立に関する住民投票が行われたのですが、唯一マヨット島のみが反対票が多かったため、フランス政府とコモロ自治政府で話し合い途中のコモロ側は1975年7月6日に、マヨット島を含むコモロ諸島全体について独立を宣言しました。これに対して、マヨット島では、1976年2月8日及び4月11日に再度住民投票を行い、フランス残留が賛成多数となりました。もともと、フランスに引き渡された事情から、恩義を感じている向きもあったのでしょう。コモロ側はフランスの不正の疑いが強いということで国連に裁定を求め、国連総会は、マヨット島のコモロ帰属を決議しました。フランスはこの決議には従がっていません。コモロ側は今も領有を主張しています。 この島はムスリムがほとんどということで、フランスの海外県としてフランスと同じ制度で統治することは難しそうですが、2000年7月の住民投票の結果、2001年7月11日に実験的な制度である海外準県になりました。知事は県会議員の互選で決め、フランス本国との調整役して大統領が任命する長官がいる、という形です。 島の名前の由来はわかりません。wikipediaではアラビア語で Jazi"at al-Mawt 訳すると死者の島が簡略化されたもので、ここの島民、マオレ Maore あるいは マウティ Mawutiも同じ由来だということです。 島の旗などはないのですが、Pascal Vagnatという人が、勝手にデザインしたものが、まわりまわってコモロ諸島の旗として表示されていた、ということですが、そのwww.ngazidja.org/というサイトは存在しなくなっています。何もないのも淋しいので載せておきました。 マヨットの文化に関しては、佐納康治というの大学の先生の旅行記があるので紹介しておきます。コンピュータとか情報の教授のようですが、世界中、旅をされています。 →インド洋の地図 ↓マヨットの地図
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