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ヴァヌアトゥ(Vanuatu) .vu

首都 ヴァヌアトゥ (Vanuatu)

 太平洋南西部の大小 80 余りの島々からなる国; 公式名 ヴァヌアトゥ共和国。人口 199,414人。国土面積 12,200 km2。メラネシア系. 言語: Bislama (国語), English, French (公用語). 宗教: キリスト教がほぼ 3 分の 2. 通貨: vatu。もと英仏共同統治領 New Hebrides; 1980 年独立, 英連邦に属しています。
 この島もBC 1300年に遡る陶器の破片が見つかっているそうですが、ヨーロッパ人で最初に来たのは1606年、ポルトガル人でした。以後、1768年にフランス人が再発見するまで忘れられていました。キャプテン・クックが1774年にやってきて New Hebridesと名付けました。スコットランド生まれのクックが北西部にある島の名前をとったものです。この名前が独立するまで使われていました。
 1825年に白檀が見つかってから、ヨーロッパ人が押し掛けてきましたが、連れてきたポリネシア人と原住民のメラネシア系との衝突で1830年には終わりました。1860年台には周辺のオーストラリアをはじめとする大きな島々での農園労働者ようの奴隷狩りみたいなことが行われ、半分くらいの住民は連れ出されました。この島にも農園が拓かれ、ワタ、その相場が盛るとコーヒー、ココア、バナナと変わり、ココナツが一番成功したようです。
 最初のころはイギリス人が多かったのですが、1882年にフランスがニューカレドニア会社を設立してからフランス人が優勢になりました。この二つの勢力が互いに領有を争い、1906年に珍しい両国の共同統治領ということになりました。二つの政府機関があって議会は一つという形式です。当の原住民のメラネシア人には市民権がなかったようです。
 第二次世界大戦がはじまって、1942年にアメリカ軍が上陸して、住民を比較的平等に扱ったためか?、民族主義が芽生えます。そのころ、John Frumという人物が魔術で物を得て民族を解放するというオカルト宗教みたいなのを始め、それが今では宗教でもあり、政党にもなっています。最初の政党はニューヘブリデス国民党で、これが1974年に、島の名前をVanu'akuと改名し、1980年に独立を果たしました。
 国名は
メラネシア系の言葉vunu「土地」とaku「我々」で「我が国」の意だということですが、Vanu'akuがどうしてVanuatuになったのかはわかりません。とにかくバヌアツ原住の人々は自分たちのことを ni-Vanuatuと呼んでいます。
 国旗の緑色は緑豊かな国土を、赤色は独立闘争で流された血の犠牲を忘れずに国民が一致団結しようという決意を、黒色は土地の肥沃さとメラネシア人を、黄は平和とキリスト教信仰をそれぞれ象徴すということです。国章はバヌアツの聖なるシンボルで、野豚の牙と聖なる葉を表わす、とされています。補足すると黄色はキリスト教がもたらした光の象徴としての太陽の色だということです。また、紋章のクルッと巻いているのは野豚の牙に違いありませんが、上下に牙があるうちの上の牙をとってしまうと、実際にクルッと曲がって成長するらしいです。当然、エサは取れなくなるので、人が給餌してやる必要があります。そんなことができるのは金持ちなので、富の象徴でもあるということです。写真を探してやっと一つ見つけました。可哀相な生きた豚は見つかりませんでした。葉っぱは nameleというシダの一種で、ギザギザは全部で 39あって、議会の定員、多分、行政区の数と同じだということです。
 バヌアツの文化に関しては、佐納康治というの大学の先生の旅行記があるので紹介しておきます。コンピュータとか情報の教授のようですが、世界中、旅をされています。
バヌアツ観光局 →オセアニアの地図

↓バヌアツの地図