アメリカ（United States） .us

　公式名 アメリカ合衆国,2.6 億。白人 80%, 黒人 12%, アジア･太平洋系 3%, 先住民など. 言語: English, ほかに Spanish, French など. 宗教: プロテスタント 35%, カトリック 24%。通貨: dollar。
　us のドメインは州以下の公的機関が使っているようで、第二ドメインに州の略号が来て、その上に、機関の種類を表すドメインがきます。.state.ca.usだとカリフォルニア州政府、.cc.mn.usだとミネソタ州の公立カレッジ、.lib.in.usはインディアナ州の公共図書館、.k12.or.usはオレゴン州の学校関係といった具合です。kindergardenから小中高校の6.3.3を足して K12らしいです。この小中高校から佐藤渡辺のホームページに実によくきます。訪問者のだいたい5％が、そうした地域の教育ネットからです。もちろん、休日になると、みごとにゼロになります。昨日は来なかったなと、調べてみるとアメリカでは感謝祭で連休だったりします。アメリカの学校制度の中で面白いのは、○○chartered schoolというのがよくあることです。つまり、元は私立だった学校を自治体が借り上げて公立の学校として運用しているということらしいです。建物の初期投資なしで公立学校を作る一つの知恵なのでしょう。日本でも私立の学校が経営困難になってくると、不純な動機からチャータードスクールという考えが出てくるかも知れません。市町村の場合は、その略号が第三ドメインにきます。そして、その上に市なら ci、郡なら、coとかが付きます。.co.chesterfield.va.usはバージニア州のチェスターフィールド郡、.ci.mesa.az.usはアリゾナ州のメサ市といった具合です。state,cc,k12,libのほかに、tec(専門学校)、cog(政府審議会)、mus(美術館、博物館)があるようですが、tec以外はまだ、お目にかかりません。tecの方は、カレッジを名乗っていました。tecは日本で言えば高専といった感じなのでしょう。アメリカの州名と略号の表をつけておきます。郵便などの表記はこの略号で行くわけです。州ではなくて、アメリカの支配下にあるか、あると思っている国が含まれています。そのうち、日本もjp.usになるかも知れません。
　アメリカの行政区分は、ご存じのように州を中心にいますが、その下は市と、countyという郡で、町とか村とかいうのは無くてもいい仕掛けになっているようです。また20人程度の町を作ってもかまわないようです。
　アメリカの国名の由来ですが、世界史の授業に生かせる地名によると、イタリアはフィレンツェの商人、アメリゴ･ヴェスプッチが、たまたま、初めて、アメリカ大陸がアジアの一部でなくて、新大陸であることを主張（異説も紹介されています。）したのだそうです。コロンブスが新大陸であることを知っていたら、コロンビアになっていたかも知れません。ちゃんと州の名前としては残っていますが。アメリゴ･ヴェスプッチは,ベネズエラの国名の命名にも関係しています。
　国旗の☆の数が州の数だということはよく知られています。今は50あるようです。最初は13だったそうです。赤白のしましまにも意味があって、初代の大統領・ワシントンによると、赤は、母国であるイギリスを、白はそのイギリスからの独立をあらわすのだそうです。
　
「旧アメリカの国旗 由来」をキーワードにして来た人がいましたが、確かに正式の独立前にも旗はあったのですが、これがそれだ、というのは無いようです。初期のアメリカの国旗 Early US Flagというサイトがあって 7つほど例示があって、さらに詳しい説明があります。どうも左上肩のカントンと呼ばれる部分にイギリス国旗があって、あとは 13本の縞のあるのが、現在の国旗の原型かな？という感じです。縞の数は赤の縞、白の縞を合わせた数です。これはたまたま、東インド会社の社旗と同じデザインだったらしいです。
　ところで、ニューヨークは昔はニューアムステルダムと呼ばれていたことはご存じですか？ →スリナムのところで説明しています。
→月刊児童文学翻訳2007年9月号に出ていたアメリカの伝統的な祭りと言えるフェアー（夏から秋）を紹介します。
→フィラデルフィアの仮装行列: 元日に行われるアメリカ人の好きなページェント。1800年頃に起源があるもので1900年頃から今の形になったようです。左側の画像はメニューになっていて、クリックするといろんな場面が出てきて、その場面をクリックすると拡大写真が見れます。一年がかりで趣向を凝らすのだそうです。(Karen という英語版・日本文化の紹介の誤り指摘で知り合ったアメリカのお嬢さんから教えてもらったものです。)