トップページへ建設用語中辞典
(英仏独和)
世界の文化世界の国名・
 国旗の由来
国名から探す
和訳・日本の文化韓国地図検索ソウル地図検索釜山地図検索作者のページ
県別自治体リンク50音自治体リンク面白いサイトスパム紹介(日記)お問合わせ
このページだけが表示されたときは、こちらをクリックしてください。

東ティモール(East Timor)
  .TL (以前は.tpだった)

首都 ディリ (79 万) (?)

 インドネシア南部小スンダ列島最大の島の東半分です、ポルトガル領でしたが、第二次大戦後、インドネシアになり、さらに平成14年5月20日、インドネシアから独立しました。西半分は、1946年まではオランダ領でしたが、これはインドネシアになっています。人口 952,618人(2002)、国土面積 15,007 km2。公用語 TetumあるいはTetunとポルトガル語です。Tetumは実はポルトガル語とマレー語とインドネシア語の混合のようです。英語とインドネシア語も実用には使われています。宗教はローマ・カソリックが主体ですがイスラム教徒もいます。通貨は米ドルが基本ですが、コインにはセンタボ centaboというのもあるようです。
 この地に来たヨーロッパ人は16世紀、ポルトガル人です。周辺の島々はオランダの支配下にありましたが、ここだけがポルトガル領になって、主として政治犯の流刑の地になっていたようです。第二次大戦中の一時は日本軍が占領しました。戦後はポルトガルに返還されましたが、あまり大事にはせず、1974年に本国のファシスト政権が倒れると、東ティモールの独立に向けての手引きをし、1975年に独立宣言をしたのですが、9日後にはアメリカの黙認のもと、インドネシア軍が侵攻して占領して併合しました。(この頃、アメリカはベトナムで失敗し、中国共産党の進出を恐れていました。)
 以後、27年にわたってインドネシアが支配しますが、この間に60万人の人口のうちの25万人とも言われる人々が殺されました。ここで初めて国連が機能し、住民投票で独立を選択し、インドネシアの策動でごたごたはあったものの、平和維持軍も送り込まれ、2002年5月、独立は国際的に認められ、国連
にも加盟しています。
 国名の Timorはマレー語の timur:東からきたもので、列島の東端にあるからだというとです。調べているときに、timorはラテン語で「恐れ」という意味で、英語の Timorousと関係がある、といったものがありましたが、ちょっと理屈が分かりません。多分、「東」というのが正しいでしょう。東テイモールは東東ということになりますが。timurは東を意味するポルトガル語というのもありましたが、これも違うでしょう。別名というか正式名のTimor-Lesteの後半のLesteの方がポルトガル語の「東」です。
 国旗のデザインについては法律でしっかり決めてあるようですが、意味づけについて触れているサイトには出会いませんでした。
アジアの地図

↓東ティモールの地図