ソロモン諸島（Solomon Islands） .sb

　ニューギニア島 New Guineaの東方に位置する島群からなる国ですが、北部のブカ (Buka), ブーゲンヴィル (Bougainville) の 2 島はパプアニューギニア Papua New Guinea 領だそうです。 人口478,000人(2005)、国土面積 28,896 km²。メラネシア系 93%, ポリネシア系ほか. 公用語: English (ピジン変種が広く使用される)。 宗教: ほとんどがキリスト教. 通貨: dollar。 もと英国保護領, 第2次大戦中は日本が一時占領, 1978 年独立, 英連邦に属しています。
　この島はスペインの探検家メンダーニャ Mendaña de Neyraが発見したことになっています。ウィキペディアによると実は同じくスペインの探検家サルミエント Pedro Sarmiento de Gamboaが1568年に発見したのですが、同船していたメンダーニャが手柄を横取りしようとサルミエントの地図とノートを海にぶん投げたということです。そして帰還後、聖書にもある黄金伝説で有名なソロモン王の地を発見したと吹聴したため、この名となってしまったということです。このあたりのくわしい事情を見ると、必ずしも横取りではなさそうです。彼はいろいろ、島の名前をつけていて、戦中派には苦い思い出のある第二次世界大戦の激戦地・ガダルカナルは彼の故郷の地名だということです。苦い思い出と言えば山本五十六元帥が撃墜されたブーゲンビル島は18世紀になってフランス人のブーゲンビルがやってきて名付けたものだということです。
　16世紀に発見されて、18世紀になるまでは放置されていたようです。それというのも、これらの島には莫大な財宝どころか人食い人種が居て、ブーゲンビルは「殺人諸島」と名付けたということなのです。そして 1890年になってイギリスがこの島々を保護領にします。第二次世界大戦の激戦の後、1976年に自治領になり、1978年に独立しました。ウィキペディアによると、殺人諸島の名に恥じず、政情は安定せず、警察など治安関係にあたる人々がそれぞれ、別のギャングと組んでいて収拾がつかないらしいです。2003年7月、ついに治安維持のために国際協力を要請し、今はオーストラリア、ニュージーランドをはじめ周辺の島国から数千人の警官などが駐留しているようです。
　国旗の青色は南太平洋の豊かな水を、緑色は美しい自然と国土を、黄色は太陽を象徴する。５つの星は国土を構成する主要な島々を表わすと同時に、南十字星を表している、ということです。
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↓ソロモン諸島の地図