パナマ（Panama） .pa

　中米の国; 公式名 パナマ共和国, 2,845,647人。国土面積 78,200 km² メスティーソ 70%, 黒人, 白人, インディオ. 公用語: Spanish. 宗教: 主にカトリック。 通貨: balboa。国そのものが首都の市のようです。Florida 州北西部の Mexico 湾岸にはPanama Cityというのがあります。
　パナマにはもともと、インデイヘナ indigenaと呼ばれる先住民がいました（インディオと同じかと思ったら、「先住民」という意味だそうです。）1501年にスペイン人ロドリゴ Rodrigoが訪れ、やがてカリブ海から太平洋に抜けられることを発見して、スペイン人の中南米探検の拠点になり、それが、1819年、現在のコロンビア、ベネズエラ、エクアドルなどと合わせて独立した大コロンビアの一州になりました。フランス人、レセップスがここに運河を造ることを思い立って、1881-1889年の間、トライしましたが失敗しました。ところが、アメリカはその重要性に気付き、うまく焚きつけてパナマを1903年に独立させ、同時に運河地帯の永久租借の条約を結んで、1914年に運河は完成しました。
　今度はパナマが運河の意味を知り、返還をせまるわけですが、返還されるのは1999年12月、国際社会の圧力もあってのことでした。
　国名ですが、インディオの言葉で「魚の多い所、漁師」の意というのがありますが、パナマはスペイン語で「魚」あるいは「蝶」、また、何語とも言っていませんが魚がたくさん、または、蝶がたくさんというのがあります。魚の多いところというのが多数派のようです。スペイン語というのはちょっと怪しそうです。ネットのスペイン語辞典では、魚で似た発音のものは出てきません。
　国旗の赤と青は独立当時の二大政党の自由党と保守党を表わし、白は平和を、青星赤星は両党の協力と国民の団結を表わすというところまでは間違いなさそうです。これに加えて青は太平洋とカリブ海を、赤は独立のために流された血の意味もあるということのようです。
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