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ナウル(the Republic of Nauru) .nr

首都 特に定められていません。

 面積からして首都を定める必要もないでしょう。ある世界統計では都市面積の率が100%ということになっているようです。 太平洋中西部の赤道直下の島で国です。 公式名 ナウル共和国、正式には Republic of Naoeroで、Nauruは英語表記です。旧称はPleasant Islandでした。第 2 次大戦中は日本軍が占領, 戦後国連信託統治領となり, 1968 年独立して英連邦に加盟しています。
 国土面積が 21 km2、人口が2002年時点で12,329人と、世界最小の国です。いや、ヴァチカンには叶いませんが。燐鉱石で栄えて裕福な島でした。このリン酸塩からなる燐鉱石はアホウドリの糞が起源だというのが俗説ですが、海洋起源説もあります。燐鉱石が枯渇してきた現在、この国の将来は危ういものがあります。金回りのいい時代にオーストラリアに貸しビルを作るなど、工夫したようですが、悪質な詐欺にやられることも多く破産に瀕しているようです。オーストラリアの難民収容所が支え?かも知れません。
 もともとはポリネシア人とメラネシア人が住んでいて王もいました。この島の以前の呼び名が Pleasant Islandですから、楽しくやっていたのでしょう。1798年にキャプテン John Fearnがきましたが、1888年にドイツの属領になるまで続いていました。燐鉱石の採掘は20世紀初頭からのことです。第一次世界大戦ののち、イギリス領になり、実際はオーストラリアが統治してました。第二次世界大戦後、1947年にオーストラリアの国連信託統治になり、1968年に独立したわけですが、これからも何かとオーストラリアが面倒を見ることになるでしょう。
 ナウルにもともとあった伝統文化は跡形もなく、太平洋上の島の中で最も西洋化した島だということです。ラグビー(オーストラリアの7人制)が盛んで、実力は日本と伯仲しているようです。
 国名のナウルはポリネシア語で「滝のようなスコール」の意だということですが、ほかに傍証がとれません。ある英語の掲示板ではナウルの意味についての質問があって、以前の名前 Pleasant islandと答えた人がいて、反論はありませんでした。国のモットーは God' Will Firstだということで、「神の意志が第一」だろうと思いますが、これと関係ないかと思っています。ナウルについて説明しているサイトは何百とあるのですが、その意味についてはたどり着けませんでした。
 国旗の青は太平洋、星に12の光芒があるのは、12の部族を表しています。原住民は6割程度だそうですけど。黄色の線は赤道だそうです。星の位置は太平洋上の位置も示しているようです。
オセアニアの地図

↓ナウルの地図