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ニジェール(Niger) .ne

首都 ニアメー (23 万) (Niamey)

 アフリカ北西部の内陸国; 公式名 ニジェール共和国, 860 万。ハウサ族がほぼ半数, ほかにジェルマ族, フラニ族, トゥアレグ族など. 言語: French (公用語), Hausa, Dyerma など. 宗教: イスラム教が大部分. 通貨: CFA franc。もとフランス領でしたが、1960 年に独立しました。 ナイジェリア中西部にニジェール州というのがあるようです。
 60万年昔、今は砂漠のこの国の北方に人類がいた証拠があるそうです。古くは周辺のソンガイ帝国、マリ帝国、ガオ、カネム-ボルヌ、それからハウサ族の国々が交通の要衝として、それぞれ部分的に領土化していました。数百年前から遊牧のツアレグ族がなんかしてきてハウサの国々と接するようになり、18世紀後半にハウサの領土の大部分を支配していたSokotoのフラニ帝国と衝突まします。
 19世紀にヨーロッパとの接触が始まり、イギリス人 Mungo Parkとドイツ人 Heinrich Barthが、奇妙に曲がったニジェール川の河口を探して探検します。フランスが平定しようとしますが住民、特にツアレグ族が強く抵抗し、1922年までかかって植民地としました。
 フランスは統治に手を焼いたのか、1946年には海外領土への政治的関与を憲法で制限し、1956年から1958年にかけて自治制に向けての法整備を行い、1960年8月に完全独立しました。その後、なかなか民主主義は定着せず、クーデターと暗殺がくり返されていますが、1999年には小康を得た模様です。

 国名は言うまでもなく、ニジェール川に由来しています。その Nigerは何か?というとラテン語で「黒い」ということのようです。ニグロ Niggerも同じでしょう。
 国旗の橙色は北方のサバンナを、緑は南方の森林、白は統一を意味するということです。この意味づけはコートジボワールの場合と同じになります。
 ニジェールの文化に関しては、佐納康治というの大学の先生の旅行記があるので紹介しておきます。コンピュータとか情報の教授のようですが、世界中、旅をされています。
駐日ニジェール大使館(外務省のページで住所がわかるだけです。)
アフリカの地図

↓ニジェールの地図