アフリカ南東沖インド洋上の島国。 公式名 マダガスカル民主共和国, 1300 万。マダガスカル人(マレー-インドネシア系, アラブ系, アフリカ系などの混淆) がほとんどで, 約 20 の民族集団に区分されるということです。 公用語: Malagasy, French。宗教: 土着信仰, キリスト教. 通貨: franc。もとフランス領, 1960 年独立; 旧称 the Malagasy Republic。 7世紀にアラブ人がここに商業基地を作ってから歴史に登場しましたけど、その前にインドネシアを中心とするポリネシア人が住んでいました。アフリカにも近く、人種はまさに入り交じっています。16世紀に入ってポルトガル人が発見しましたが、17世紀にフランスが商業基地を作り、1790年にはメリナ王朝がほぼ、全島を支配しましたが、このころから19世紀始めまでは海賊が跋扈するところでもありました。奴隷貿易が主な経済だったようですが、1817年にイギリス奴隷貿易を廃止する協定を結び、軍事、経済面でイギリスが影響を強めました。1885年にアフリカのザンジバル(今はタンザニアの一部)との交換でフランスの保護領とすることを認めました。第二次大戦でフランスがドイツに敗れるとイギリスが日本軍の侵攻に備えて、この島を占領しましたが、1943年にはフランスに返還していますが、その権威の失墜により、独立の動きが出て、数ヶ月の戦いもありましたが、ほぼ平和的に独立に向かいました。1960年にマダガスカル共和国になり、その後1976年に民主共和国と改名しましたが、1991年には、もとのマダガスカル共和国に戻ったということです。 国名はマレー語の mala 「山」と gasy 「人々」で「山の人々」だということです。完全な裏付けはとれませんが、malaについてはありました。島としては世界で四番目の広さで、キツネザルなど島独特の動植物が多いことで知られています。 国旗はかつてのメリナ王朝時代(マレー系民族)を表わす赤と白を基に、東部海岸地方に居住するベツィミサラカ人を表わす緑を加えたものだということです。色の意味ですが、赤は愛国と主権を、白は純潔と自由を、緑は希望と進歩を象徴するということです。 マダガスカルの文化に関しては、佐納康治というの大学の先生の旅行記があるので紹介しておきます。コンピュータとか情報の教授のようですが、世界中、旅をされています。→駐日マダガスカル大使館(外務省のページで住所がわかるだけです。)→アフリカの地図