西インド諸島南東部、大西洋との境くらいのところにある Windward 諸島にある国です。人口 12 万。黒人が大部分で、言語はEnglish (公用語), French とアフリカ系言語との混交語、つまり入り交じっています。 宗教: 主にカトリック。 通貨: dollar。 国名はコロンブスが「聖ルシアの日」にここに到達したことに由来しています。その、聖ルシアというのはナポリの守護聖女でカンツォーネで有名なあの、サンタ・ルチアのことだそうですが、別の説があって、その昔は3世紀ごろにアメリカインディアンのArawak族が住み着いて、その後、カリブ人が乗っ取りました。ヨーロッパ人がこの島を見つけた時期ははっきりせず、多分1500年頃にスペインの探検家 Juan de la Cosaが発見したと思われています。この Cosaの方については彼はこの島を El Falconと名付けたらしいと分かっていますが、セントルシアの名前に関しての説明にはなりません。 Castriesというところあたりに天然の良港があり、フランスとイギリスが争って17世紀から18世紀にかけて14回も、両方の間を行ったり来たりしてましたが、最終的に1814年にイギリスのものになりました。1967年には自治が認められ、1979年2月22日に独立したわけです。 国旗は1967年に制定されたもので、三角形はセントルシア島、青は大西洋とカリブ海、黒と白は黒人と白人の団結と労働、黄は太陽と国土を象徴するということです。 ほかに青がカリブ海として、三角形は海からそそり立っていて、この国のシンボルである二つの頂上がある火山で、希望をも意味し、黄色は太陽を、白と黒の矢尻形は白人と黒人の二文化性を表しているというのもあります。 セントルシアの文化に関しては、佐納康治というの大学の先生の旅行記があるので紹介しておきます。コンピュータとか情報の教授のようですが、世界中、旅をされています。→西インド諸島の地図 →西インド諸島の大地図