レバノン(Lebanon) .lb首都 ベイルート (47 万) (Beirut) 地中海東岸の国。公式名 レバノン共和国, 360 万。アラブ人 95%, アルメニア人, ユダヤ人など. 言語: Arabic, French (公用語), English. 宗教: イスラム教, キリスト教がほぼ半々. 前者はシーア派, スンニー派のほかドルーズ派 (Druses) もあり, 後者はマロン派, ギリシア-カトリック, カトリック, 東方正教, アルメニア正教, プロテスタントなど. 通貨: pound。 国名は地中海から見た山脈の雪の白さから、古代アラム語(古代のペルシャ語らしいです)でラバン laban「白い」という意味だそうです。ですが、あの緯度でほんとにあるのか、調べたら、2,000 m級の山々があって冬には雪を頂くのだそうです。でも、それで国の名前になるのか?と思ってさらに調べると、夏には山肌の石灰岩が白く見え、盛んに石を切り出すようです。これで夏も白いというわけです。調べているうちにセム族の月の女神 Lebanahもその白さを謳われていたということが分かりました。まあ、このへんで三位一体でどれをとってもレバノンは「白」ということでしょう。もう一つ、ラバンはミルクとかヨーグルトを意味するというのもありますが、これは実は LBN: laban(古代のセム語では母音は表示しなかったようです。) は白いものとしてミルクなども意味していたということです。 レバノンは歴史的には紀元前に海洋文化で栄えたフェニキヤ人とセム族の商人につながるようです。その後はキリスト教徒の山岳地帯が隠れ家になったり、十字軍の拠点になったり、オットーマン帝国の支配下に入ったりし、この帝国が崩壊すると、フランスの影響下に入ります。1943年に独立を果たし、1946年にはフランス軍も撤退しました。それからは、いろいろと問題はありますが、最大の問題は1967年のアラブ-イスラエル戦争と1970年のブラックセプテンバーの結果、流れ込んできたパレスティナ人問題で、その中にはヤセル・アラファトも含まれています。 国旗の赤は勇気と尊い犠牲を、白は純潔と平和を象徴する。中央はこの国のシンボルで、高潔さと不滅を表わすレバノン杉が描かれているということです。Lebanon cederというのは有名なようで、ネットで探すと多数が見つかります。聖書の中にも「正義はヤシの木のように栄え、レバノンの杉のように育つ」とあるそうです。 レバノンの文化に関しては、佐納康治というの大学の先生の旅行記があるので紹介しておきます。コンピュータとか情報の教授のようですが、世界中、旅をされています。 →リゾート地と遺跡の紹介サイト →ヨーロッパの地図 アフリカの地図 ↓レバノンの地図
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