カンボジア(Cambodia) .kh首都 プノンペン (39 万) (Phnom Penh) 国際電話番号 +855 インドシナ南東部の国, 14,971,000人(2006推定)。クメール人 90 %, ヴェトナム人, 中国人など. 言語: クメール語 Khmer. 宗教: 仏教が主. 通貨: riel。国土面積 181,035 km2(日本の約5割)。1953年にフランスの植民地から独立しました。 かつて 11世紀から14世紀にかけてクメール帝国というのがあってインドシナ半島のほとんどを支配する強力な国だったということで、その流れを汲んでいます。この国のドメイン名が KHなのはクメール Khmerから来ています。かつての栄光の時代にはアンコールに首都を置いていました。そこにアンコール・ワット、つまりアンコール寺院を建てたわけです。12世紀のことです。最初はヒンズー教の寺院でした。ですが隣接するタイ人やヴェトナムとの紛争が絶えず、1431年にはタイ人に明け渡しました。それでもまた取り戻し、ソター王というのが仏教に改宗してヒンズーのヴィシュヌ神を仏像に入れ替えて仏教寺院に模様替えされました。この寺院は日本にも聞こえていたようで、Wikipediaによると、1632年(寛永9年)、日本人の森本右近太夫一房が参拝した際に壁面へ残した墨書には、「御堂を志し数千里の海上を渡り」「ここに仏四体を奉るものなり」とあるのだそうです。 国名はバラモン僧のカンプーのジャ、つまり子孫たちであるという伝説によっているそうです。このバラモンというのは、ヒンズー教や仏教のもととなった古い宗教のようで、カンボジアも、そのくらい古い伝統を持った国なのでしょう。アンコール・ワットの遺跡があることからも分かります。カンボジアという呼び方はフランス語の Cambodgeから来ているようですが、ほんとはカンプチアが正確な現地の発音のようです。ずっとたどっていくと紀元前のペルシャ帝国・アケメネス朝のカンビュセス Cambysesに行き着くらしいです。 国旗の中央にあるのが、そのアンコール・ワットの遺跡です。青が王権を、赤が国家、白は仏教徒だということです。今、王権はどうなっているのか、よくわかりませんが。 →国立民族博物館・研究公演・カンボジア伝統舞踊の一世紀 ─ 映像と実演 →カンボジア大使館 →アジアの地図 ↓カンボジアの地図
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