インド(India) .in首都 ニューデリー (30 万) (New Delhi) 国際電話番号 +91 公式名 インド共和国。国土面積 3,287,263 km2。人口 10 億。アーリア人 72% (北部), ドラヴィダ人 25% (南部)など多数。 言語: Hindi, English,Telugu, Marathi など (以上は主たる公用語で全部で18の公用語があります。また、方言みたいなのも数えると44の言語があると言います)。 宗教: ヒンドゥー教 83%, イスラム教 11%, キリスト教, シーク教など、そのほか、ジャイナ教、仏教、ゾロアスター教があります。通貨: rupee。 国名はインダス川からきたのだろうとは容易に想像できます。これはサンスクリット語では sindhu・水とか大河を意味する言葉だったようです。これがペルシャを経由すると、hが無くなり、ギリシャに渡ると Indosとか、になったということです。ローマ人はラテン語で Indicaと呼び、また、他の人々、多分、トルコ系の人はアフガニスタンなどと同じく、ヒンドスタンという呼び方をしていたようです。 ところで、国名の由来であり、古代文明発祥の地の一つであるインダス川は実は上流部、インド北部のごく一部だけを通過しているだけで、大部分はパキスタンの真ん中を縦貫して流れています。古代史に関して言えばパキスタンと歴史を共有しているわけです。 国旗は、上のオレンジみたいなの、サフラン色とも言われているようですが、これがヒンズー教、下の緑がイスラム教で、真ん中の白が平和ということです。真ん中に菊の御紋みたいなのがあるのは、チャクラとか言って、神聖なもののようです。ヒンズー教の神殿によくあるということですが、仏教の法輪とも言われています。仏教はインドから出て、今は、インドには仏教徒はほとんどいないようですが、ヒンズー教とは、つながりはあるのでしょう。菊ではなくて、車輪みたいになっていて、スポークが24本、これが24時間を表ししているというのですが、いつ頃から24時間で計るようになっていたのでしょう? 時間の雑学によると、エジプト時代の昔から、一日を24分割していたようで、東洋でも12分割、一時間が60分というのは、紀元前、バビロニア時代にはあったということです。チャクラという言葉はテレビゲームで、見たことがありますが、オカルト関係でよく出てくる言葉のようで、人体には力の出てくる源泉が七つあって、これをチャクラというのだそうです。ヨーガの行はこのチャクラを鍛える意味があるらしいです。 インド人もびっくり インド人もびっくり、という言葉、ときどき聞きますが(カレーのコマーシャルだけ?)、意外と由緒正しい言葉かもしれません。ダンテの「神曲」の一節に、登場するのです。 弦を離れた矢が、三たび飛べば恐らく届くかと思わるる距離を、われら進んだとき、ベアトリーチェ、やおら戦車から降り立つ。 私は会衆一同の、声をひそめて「アダモ」とつぶやくを聞いたが、やがてかれら、どの枝にも葉一枚、花と実一つすらない一樹をとりまく。 上へ行けば行くほど、末広がりに広がるその上枝の高さは、喬木のおのが森に住み慣れたインド人をさえ、驚嘆させたであろう。 | (寿岳文章訳『神曲』煉獄篇 第三十一歌より) | |
インドは独特の階級制度・カーストで有名です。ポルトガル語の血統を意味する言葉としてカスタ chaste来た呼び名で、司祭階級バラモン Brahminsが最上位で、次が王族 クシャトリア Kshatriyas、その次が庶民 ヴァイシャ Vaishyas、一番下が奴隷 スードラ Shudrasです。全部で四つ、それなら日本の士農工商と似たものじゃないか? ところがさにあらずで、四つは基本ですが、一つのカーストの中に、またいくつものクラス分けがあって、全部でいくつと言えないくらいあるというわけです。カースト間の結婚は禁じられています。インドの伝統文化とも言えるかも知れませんが、近代化を阻む最大要因でしょう。 バラモン宗教で、宗教そのものは土着の宗教と融合したりして、ヒンズー教と仏教に分かれますが、カースト制度にその名をとどめています。ヒンズー教と仏教とは、近い親戚にあたるわけで、歴史のページ・ヒンドゥー教の神々には、ヒンズー教の神々の説明と合わせて、それぞれの神の仏教での名称が記されています。だいたい、対応がつくようです。弁財天もいれば韋駄天もいるというわけです。仏教がインドに生まれながら、インドに残らなかった事情についても触れてあります。インド人は数学に強い アラブ首長国でサッカーのオリンピック予選で日本は何とかアラブ首長国に勝ちましたが、この日、アラブ首長国のページへのアクセスが異常に多くなっていました。そこで少し内容強化しようと、アラブの意味から調べていると、いろいろと連鎖してアラビア数字は実はアラブの世界ではインド数字と呼ばれていることがわかりました。そう言えば、ゼロの発見もインドですし、かけ算の九九は、二桁もあるということで、私は 99 x 99まであると思っていたのですが、ネットで調べてみると、19 x 19というもの、20 x 22までというもの、中学校では30の段まで、あるいは年寄りは50の段まで言える人がいるとか、で、多分、小さい数字は小学校で覚えるものなのでしょう。中には99の段まで言える人もいるのかも知れません。 最近わかったことですが、アラビア数字とインド数字の関係は簡単ではないようで、頭が混乱してきます。このサイトの数字が文字化けで読めませんが、こちらのサイトでは画像になっていて読めます。これを見るとアラビア人が「インド数字」と言っているのは明らかに私たちが「アラビア数字」と呼んでいるものと起源は同じです。この「インド数字」を見たヨーロッパ人が、これを取り入れて、ちょっとばかりアレンジして現在のいわゆる「アラビア数字」と呼んだわけです。いま、この「インド数字」をアラビア人は「アラビア語の数字」と呼ぶことにしているようです。そして、ヨーロッパから逆輸入した「アラビア数字」と区別することにしているようです。050209 そこで気になるのがインド人はアラビア数字を何と呼んでいるのか?ということです。探してみましたがまだ見つかりません。インド人に知った人がいればすぐ分かることですけど。誰か尋ねてみてください。 05/Feb/18 インド人がアラビア数字を何と呼んでいるかネットで再調査していたら答えは見つからなかったのですが、「1人のインド人は10人の日本人に等しい ほど優秀であっても、10人のインド人が集まると1人の日本人に 敵わない」というジョークに出会いました。極めて自己主張が強いということでしょう。これは多分、インド人が考えたジョークでしょう。インド人はこういう自嘲的なジョークを好むようです。自己主張が強く他人に対して厳しいが自分に対しても厳しい人たちのようです。自らの欠点を熟知しながら改めることはしない頑固さも持ち合わせているようです。スパム紹介(日記)で紹介しているジョークも実はインドのサイトで仕入れたものです。そうしたジョークの一つを紹介しておきましょう。地獄は国別になっている。そして一番いい国は? インド人の男が死んで地獄に行った。そしたら、それぞれの国の地獄があることが分かった。 まず、ドイツの地獄に行って訊いてみた。「ここではどうなるんですか?」 答え、「まず電気椅子に一時間座る。次に釘の植わったベッドの上で一時間寝る。 それからドイツの鬼がやって来て、お前さんを残りの一日中、鞭で打つんだ」 男はどうにも気に入らなかった。それで、よそへ行ってみる。 アメリカの地獄、ロシアの地獄ほか、いろいろ。 どこもドイツの地獄と似たかよったかだった。 男がインドの地獄に来てみると、そこには入場を待つ長蛇の列ができていた。 男はびっくりして、訊いた。「ここではどうなるんですか?」 答え、「まず電気椅子に一時間座る。次に釘の植わったベッドの上で一時間寝る。 それからインドの鬼がやって来て、お前さんを残りの一日中、鞭で打つんだ」 男、「それじゃ、ほかの地獄とまったく変わりはないじゃないか? で、どうして、こんなに大勢が並んでいるんだ?」 答え、「まあな、だけど電気はずーっと停電で来っこないから電気椅子は役立たず、 釘は誰かが盗んじゃってないと来ている。それにだ、 鬼は公務員って奴で、来るなりタイムカードにパンチすると帰っちゃうのさ」 | |
インドの数字の関係で見つけたのが、これもビックリ。インド料理ラニ 様のいちジャパニの見たインドってこんな感じというページで、ほかにもいろいろと興味深い記事がありますが、インドの数字は 1から 100まで全部、個別の呼び方があって、要するに百進法らしいのです。これは驚きました。このリンクを貼るについてインド料理ラニの方に了解を得るついでにインド人がアラビア数字をどう呼んでいるか尋ねたのですが、インド人のスタッフはアラブでインド数字と呼んでいることも知らなかったし、また、アラビア数字に対する特定の呼称はないということでした。数字は単に数字ということらしいです。 インドの文化に関しては、佐納康治というの大学の先生の旅行記があるので紹介しておきます。コンピュータとか情報の教授のようですが、世界中、旅をされています。 →国立民族博物館・研究公演・マンガラ・イサイ─南インドの儀礼音楽 →インド・ケーララ州のキリスト教 →インド大使館 →アジアの地図 ↓インドの地図
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