エリトリア (Eritrea) .er
首都 アスメラ (?) (Asmara)
アフリカ北東部の紅海に臨む国。 公式名 エリトリア国, 320 万。公用語: Arabic, English. 宗教: イスラム教, キリスト教(コプト教会). 通貨: birr。
かつてはイタリアの植民地でした。のち、1952年にエティオピアの一州になって,10年後から30年に及ぶ独立戦争になり、1993 年に独立しました。新しい国です。この国ができてエチオピアは内陸国になりました。1998年からはエチオピアとの間で国境争いになり、国連の調停で<2000年12月に終結しました。br>
首都の名前は昔は Asmeraだったようです。
国名の由来は紅海の語源となったギリシャ語のエリュトレム erythraeum「赤い」に地名接尾語-iaが付いたもので、「赤い土地」という意味だそうです。その紅海はなぜ紅海なのか?というと、藍藻という藻というより細菌に近い生物が大発生して海の色を赤く変える、いわゆる赤潮がよくあるということらしいです。英語版Wikipediaで見ると、これもギリシャ語のΕρυθρ? Θ?λασσα (Erythra Thalassa)の直訳でやはり赤い海ということですが、なぜ赤かについては、数種類の説が上げられています。ひとつはやはりプランクトン説ですが、近くにある Harei Edomという赤い鉱物の多い山があり、その Edomというのは聖書にでてくる赤ら顔の Esauのヘブライ名でだということで、それが語源だとするもの、最近、学者が称えているのはアジア方角を色で表す言い方があり、黒海はそういう意味で北の海で紅海は南の海を指す、というものだそうです。この場合のアジアは小アジアでトルコあたりを指すのでしょう。もう一つあって、昔のエジプトでエジプト砂漠を赤い土地を意味する Dashretと呼んでいて、そこにある海だから赤い海だというのがあります。
国旗の原型は独立運動の主力になった党の旗で、黄色のオリーブの枝はそのときの旗からきたものだということです。このオリーブですが、真ん中の枝は葉っぱが二股に別れています。これがほんとは何なのか議論を呼んでいます。ずっと昔はエチオピアだったのだろうと思います。独立のために連合を組むくらいで、国旗にも取り入れるくらいですからエチオピアとの関係は良かったはずなのですが、最近、領土の取り決めがあいまいだったところが紛争の種になり、独自性を主張して、通貨も同じだったのが、別々になったり、港湾の使用をめぐる問題などがあるようです。
国旗の緑は豊かな農業の恵みを、青は紅海を、赤は独立の闘争で流された尊い血ということになっています。
→駐日エリトリア大使館(外務省のページで住所がわかるだけです。)
→アフリカの地図 ↓エリトリアの地図
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