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エクアドル(Ecuador) .ec首都 キート (74 万) (Quito) |
南米北西部の国; 公式名 エクアドル共和国。国土面積 256,370 km |
15世紀にインカ帝国に組み込まれる前にもヴァルバジア文明 Valdivia、マチャリラ文明 Machalillaなどが現在のキト Quito、クエンカ Cuencaあたりに栄え、独自の建築様式、陶器、宗教があったということです。 このインカ帝国がアタワルパ Atahualpaと ワスカール Huascarの二人の皇子の間で後継争いになり、1530年に Atahualpaが勝ったところでスペインがやってきて、悪名高いピサロが内乱で分裂したインカ帝国を見てアタワルパを捕らえ身代金として部屋いっぱいの金を受け取りながらアタワルパを殺害してインカ帝国は終わりを告げ、植民地時代に入ります。スペイン人が持ち込んだ病気で原住民の人口は急減し、奴隷労働につかされます。 植民地としての長い年月の後、1809年、今は国民祝日になっている、8月10日、スペインからの独立がクリオーリョと呼ばれる現地生まれのスペイン人の有志によって呼びかけられ、1820年10月にエクアドルは中南米で最初にスペインからの独立を果たした国になりました。これが中南米にドミノ効果を生みだしていきました。 国名の由来は、ちょうど赤道上にあることからスペイン語の赤道 Ecuadorという言葉をそのまま国名にしたものです。英語だと Equatorです。赤道を国名にした国として、ほかに赤道ギニアがあります。こちらの方には赤道の由来に触れています。 国旗の真ん中の紋章はなかなか込み入っていて、アンデスに住むコンドル、富士山みたいなのがチンポラソ山 Chimporazo、赤道直下なのですが、標高は6,310 mともなると、雪を頂いています。下に写真を載せますが、姿は富士山には及びませんね。このほかに、商船、青空と南米ではおなじみの太陽と、太陽の通り道、黄道などのほか、いろいろと欲張って描かれています。 黄色は富と太陽と田園、青は空と海とアマゾン川、赤は血なまぐさく、独立のために流された血を表しているのだそうです。紋章を除くとコロンビアとよく似ていて、もともとは、大コロンビアにしよう、ということだったらしいです。 |