ドミニカ（Dominica） .dm

　西インド諸島東部 Lesser Antilles の火山島で一国をなす; 1978 年に独立, 英連邦に属しています。 公式名 ドミニカ連邦,人口 69,655 (July 2003)。黒人および黒人と白人との混血が大部分、植民以前のカリブインディアンが3,000人程度。 公用語: English. 宗教: 主にカトリック。 通貨: dollar。
　国名は、この島をコロンブスが発見したのが1493年11月３日、Dies Dominicus「安息日」、つまり日曜日だったからだということです。この島は住民の抵抗が激しくて、スペインは植民を諦め、カリブ海の島々の中で、植民が最も遅れました。1635年にフランスが領有を主張して最初の植民がなされましたが、1660年には放棄し、以来百年近くは、宙ぶらりんでしたが、その森林資源をめぐってフランスとイギリスの争いは続いて、ごちゃごちゃとありましたが、1763年に条約でイギリス領土になり、その後のフランスのちょっかいは失敗したようです。1763年には一応、議会みたいなのができたのですが、これは白人にとってのものでしす。この後、黒人の政治参加をめぐって、紆余曲折があつたようですが、1831年に奴隷廃止が実現し、1838年には黒人が実質的な政権をようになったということです。まだ、独立までには紆余曲折があって、1871年には Leeward諸島連合とかの一部になって黒人の政治勢力は衰退し、1896年にはイギリスの直轄領になりました。第一次大戦後には黒人勢力の政治的盛り上がりがあり、1936年には今度は Windwards諸島の一部として統治されたり、とごちゃごちゃしますが、1978年に独立しました。
　国旗の真ん中の鳥は Sisserou Parrot シセロウ パロットというオウムで国鳥で、さらなる高みへの飛翔と精神の高揚を意味するらしいです。まわりの10個の薄緑の星は、伝統的に希望を表していたということで、10個あるのは、教区の数で、人々の平等をも意味するということです。黄色、白、黒のストライプが縦横にありますが、これは神の三位一体を表している、ということです。また、黄色は太陽とその恵みを、それから元々のこの島の住民であるカリブ人のシンボルカラーでもあるということです。白は川と滝、それに人々の精神の清らかさを表し、黒は豊かな黒い沃土と、主たる構成民族がアフリカに由来することを示すということです。
　参考にしたサイトが詳しかったので、詳しい説明になりました。かなりはしょったのですけど。
→西インド諸島の地図　→西インド諸島の大地図

↓ドミニカの地図