バーミューダ(Bermuda) .bm首都 ハミルトン (Hamilton) 大西洋西部の 350を超す英植民地バーミューダ諸島で最大の島です。 諸島首都 Hamilton があります。ハミルトンはスコットランド中南部 Strathclyde 州, Glasgow の南東にある町が本家でしょう。アメリカはOhio 州南西部 Cincinnati の北ににもハミルトン市があるようです。バーミューダ諸島の島には同じ名前を持つ島があるようです。この群島の名前からして多分、人名から来たラ・ガルツァ La Garza、処女地とかいう意味のバージョニョラ Virgioneola、悪魔の島というアイル・オブ・デビル Isle of Devilsなどとあります。また、Long Islandは二つあったりします。 1609年にバージニアに向けて Sea Venture号で航行していたイギリスの植民者が難破してたどりついたところです。ビクトリア王朝時代から北米の寒さから逃れる観光地でした。今は金融センターとしても成功しています。独立の動きは1995年に否定されたそうです。 バーミューダの呼び名ですが、スペインの探検家 ファン・ド・ベルミュデス Juan de Bermúdezの名前に因んでいます。1514年から1515年にかけて豚を放牧しようと立ち寄ろうとしたけど悪天候で失敗したようです。とにかく名を残したわけです。 国旗ではありませんが、紋章が面白いので拡大したものが左です。楯の中には、逆巻く波の上に難破した Sea Venture号が左側に岩に打ちつけられています。楯を抱えているのは赤いライオンらしいです。足が六本に見えますが、これは、古代メソポタミア時代から、守護神としてライオンの体に人間の上半身というモチーフはあったようです。下に"Quo Fata Ferunt"というのがありますが、「運命はどこへ連れ去るのか?」という意味のようで、モットーとしてこれまた、変わっています。旗を青地にして、モットーを含めたバリエーションの旗もあるようです。 バーミューダ・ショーツという細身の半ズボンがありますが、イギリスの軍人が暑さしのぎに考え出したもので正装として使えるものだったようです。 バーミューダ・トライアングルとして知られる、三角形の海域で船や飛行機が、消えたり、人だけが消えたりするという怪奇現象があるとされ、ミステリー小説が数多くあります。宇宙人が攫うとか、小ブラックホール(なぜ、船だけを吸い込むのか?)、最近では次世代のエネルギー源として注目されているメタンガスが海底の固体化したメタンハイドレートが突然ガス化して噴出して飛行機は酸欠で墜落とか、説明がありますが、実際は他の海域と比べて、事故率が高いというわけでもないようです。三角形も下の地図にあるように人によって様々なようです。とにかく出だしがスペイン人にしてもイギリス人にしても悪天候に見舞われたということで、紋章もそれを象徴しており、話としては面白くなっています。 バーミューダの文化に関しては、佐納康治というの大学の先生の旅行記があるので紹介しておきます。コンピュータとか情報の教授のようですが、世界中、旅をされています。→カリブ海の地図
↓バーミューダの地図
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