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アンドラ(Andorra) .ad首都 アンドラ・ラベイリァ (2 万)(Andórra la Vl・la) 国際電話番号 +376 Pyrenees 山脈南面の, フランスとスペインにはさまれたピレネー山脈の中にある小国です。 フランスの元首およびスペインの小都市、ウルヘル (Urgel) の司教の共同主権下にある公国 (co-principality) でしたが, 1993 年国民主権の体制で独立しました。ですが、面白いのは共同主権の名残を残していて co-princeという、元首代理ともいうべき制度があり、これが二人いて、一人は2005年現在ではフランスのシラク大統領、もう一人はウルヘル司教になっています。別に政治的に役目をするわけではないようです。 この国は税金天国で、観光で潤っている金持ちの国です。何でもその昔、ムーア人が北上してくるのをこの地の人々がくい止めて、当時のフランク王国のシャルマーニュ大帝(フランクは現在のフランスとドイツの元になった国で、ドイツではカール大帝と呼ばれ、双方の国の歴史の始祖と言っていい重要人物です)が領主に特権を与えて、最終的にはウルヘルの司教が領主みたいな格好になったようで、それが今も続いているわけです。11世紀にウルヘルの司教とフランスとの間で国境争いが始まったようですかが、1278年にウルヘルの司教とフランスの国境の領主 フォワ伯爵 Foisとの共管になり、このフォワ伯爵はここの統治にあまり熱心でなく、ナバレの領主に元首の号を譲りました。ナバレ Navarreは今はスペインの領土ですが、そのころはフランス領で、そのナバレの王 アンリ Henryがフランスの国王 アンリ4世になって、1607年にフランスの元首のウルヘルの司教の共同主権ということになったものです。
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