2009/01/18日に現れた目新しい英語教育スパム こんなもので引っかかる人がいるとも思えないけど、勉強熱心な人が引っかかるかもしれないのでご注意を! 以前紹介していた .asiaというドメインから来る英語ソフトに関するスパム↓↓は2009年9月を最後に来なくなりましたが、2011年5月29日から来始めたのは下のようなものです。 リンクする URLは 毎回のように変わります。登録はウクライナで登録者はバルバドス人(カリブ海の東端にある人口 30万人くらいの島国)とか アメリカとかで、ちゃんとしたソフトの会社として存在するわけではないようです。 最後の「無料ダウンロードがあります」というのがクセモノで、ダウンロードするとトロイの木馬が送り込まれる、という仕掛けのようです。何をするかは分かりませんが、暗証番号とか最悪の事態が待ち受けているでしょう。WhiteSmoke 引っかかると言ってもネットで調べると、実際に使われている英語教育教材のようですが、世界各地から来て、そのホームページなるものが、.asiaというアジアの企業のドメインであることだけは共通ですが、ドメインがてんでんバラバラのところから来て、それらのドメインが実はモスクワの一人物が登録しているものであるとくると、真っ当な商売とは考えられません。検索システムにも細工をしていたようで調べた人の記事がありますので紹介しておきます。 2010/02/10 2010/01/25から また目立ちはじめました。この英語翻訳ソフトの実力は先月来た原文を見るとよく分かります。 2009/01/18日から英語教育に関係するスパムが目立ち始めました。タイトルでいうと、 受賞歴を誇るスペルおよび英文法チェックツール 英語で、「予定は金曜日に変更になりました」と言うにはどうすればいいでしょう 英語スキルをアップグレードしましょう かつてないほど完璧な E-mail 自分の英語力が完全でないとお感じなら、このソフトをお使いください。 格調高い英文レター 典型的英国風ライティングのためのより良い選択肢 究極のスペルおよび英文法チェックツールを体験してください あなたにも、それはできるのです。 といったものです。教材購入の URLを見ると、 もっと上手い言い方は? 誰にもあなたの英語力の秘密を知られることはありません このソフトは、あなたの英文を向上させます 正しいスペルを思い出せませんか? 私たちがお手伝いします。 アメリカのネイティブスピーカーのようなライティングも夢ではありません 非常に簡単にプロに近いライティングが可能 とかで、案内の URLは http://www.qifedcipnud.asia/ http://www.jengebvop.asia/ http://www.womtozcebdum.asia/ http://www.qukluhdabnaq.asia/ http://www.minpowzidjop.asia/ http://www.hojnux.asia/ http://www.yokyuzcips.asia http://www.minpowzidjop.asia http://www.fimiqlixnur.asia などがあります。発信地はイギリス、ドイツ、ブラジル、ルーマニア、タイランド、ロシアなど、さまざまです。 共通した特徴は .asiaというアジアの企業のドメインを使っていることですが、これはメールのソースを見ないとわかりません。 もう一つ、これは whoisという、あるドメインがどこで管理されているかを調べる方法で調べると、上の URLを管理しているのはモスクワのMark Valdimaro氏だと分かります。この場合の whoisはwhois asiaを使いました。このほかにも whoisのサイトはありますが。whoisは Who is?の略なのか?と思いますが、ホイスするとかいう言葉がネットでは飛び交っています。 つまり、この人物は世界各国にばらまいたポットを管理していて、この人物の管理するサイトに誘導するスパムを大量に発信させているようです。Valdimaroという名前はハリーポッターのヴォルデモートを思い出させます。これは Vordemortで、関係はないでしょう。 ネットで見ると、この人物は Canadian Pharmacyという、これも非常によく見られるバイアグラの類の購入を誘うスパムにも関係しているようです。この人物は922個のドメインを持っていると調べた人もいます。 その後、2009年1月24日以降、来なくなっていましたが、2009年2月8日に →www.keznixbenr.cnと中国のサイトに乗り換えたと思ったら、翌2月9日には→www.yexurzabzew.asiaで復活。これは調べてみると以前のモスクワのMark Valdimaro氏ではなく、同じモスクワのVorobiov Nilsen氏登録のサイトに入れ替わり、しばらくVorobiov Nilsenのサイトへの誘導が目立ちましたが、2009年2月12日、また→www.jowvirzipy.cnと中国に乗り換えたようです。 宣伝しているサイトはWhiteSmokeというソフトウェア会社で、まあまあの評判のソフトのようですが、こうした宣伝をしていると信用失墜することになりそうです。悪意の第三者がWhiteSmokeのソフトをダシにして悪質ソフトをダウンロードさせようとしているのかも知れません。しかし、WhiteSmoke社のサイトに行っても、注意を喚起するようなメッセージはありません。やはりこの会社の宣伝活動かな?と思います。 スパムも高度化して、直接、メールでコンタクトするものは極めて少なくなり、いろんな方法で(一番、可能性がああるのはバイアグラとかを購入しようとアクセスすると、トロイの木馬としてポットが侵入してきて、司令によって本人の知らぬ間にスパムを発信するというのが多くなったようです。)他人のコンピュータをポット化してスパムを発信させるので、真犯人を突き止めるのがなかなか大変になっています。
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