スーパーペーブ・ジャイレトリー・コンパクタ(SGC)はスーパーペーブの支柱とも言えよう。SGCのジャイレトリー角は通常、締め固めモールドの外で計測される。機種の異なるSGCで、同様な密度が得られないという事実に鑑み、モールドの内部でジャイレトリー角を計測する動的角度確認器具(DAV:Dynamic Angle Validation)を開発した。この DAVは内部角を求めるのにHMA混合物が必要であ所：論理的にも、その他の事項を考えても、SGCに取り付ける器具は締め固める混合物に対する荷重を機械的にシミュレートしなければならないのである。
　そのような器具としての RAM (Rapid Angle Measurement)とHMS (Hot-Mix Simulator)について述べるほか、その使用についての標準仕様の開発に向けての動きついても述べる。荷重のシミュレートについての提案された方法は健全で適用可能と思われる。シミ湯レートした荷重と内部角の計測で、注目されるのは、SGCのフレームのスティフネスと、冷たいモールドと熱したモールドの使用、内部角の計測システム、および内部角の計測精度である。SGCのフレームのスティフネスの推定値は異なる試験室でも同一のコンパクタについても似たものであるが、フレームのスティフネスはSGCのキャリブレーションの仕様に影響するため、適用する荷重を規定するか参照するかしなければならない。シミュレートした荷重での内部角の計測は室温で SGCのモールドを用いてよい。加熱混合アスファルトとシミュレートした荷重との比較を行うためには、HMAのスティフネスと SGCにかけた荷重との明確な関係を確立しなければならない。この二つの荷重をシミュレートする方法は必ずしも同じ内部角の値をもたらさないかも知れない。
　最後に、内部角を計測する方法の精度は、装置、あるいは試験方法の明確に比較を行うためには正しく確立されねばならない。

　DAVとRAMは、どちらもモールドの中に混合物といっしょに入れる点は同じですが、機構はかなり違うようです。説明図はそれぞれありますが、見てもどんな機構かよくわからないので、示しません。