トップページ建設用語中辞典(英仏独和)技術資料・目次佐藤渡辺通信スパム紹介(日記)
世界の文化国名・国旗の由来日本の文化自治体リンク(県・50音別)アクセス解析・公開作者のページ(更新状況)

2005年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 03

Comparison of Measurements of Inhomogeneity of Simulated and Actual Asphalt Mixture Specimens

アスファルト混合物のシミュレートした不均一性と実供試体の計測の比較

Haleh Azari

Abstract

 アスファルト混合物の供試体は試験室での調製過程で不均一になることがある。不均一性は機械的特性に影響することがあり、供試体に関する解析を行う前に不均一の程度を評価しておくことが重要である。不均一性は「指標等」が分かっていれば X線CTスキャンで評価できる。CTの画像は不均一性の計測に有用であるが、試験のサンプリングの分散にかんする統計値(「指標等」」が分かっていない場合は適当ではない。モンテカルロほうによるシミュレーションによって数千もの仮想的な供試体を作ることができ、分散を求めることが可能である。
 こうした結果を4つの試験について報告する。統計値の分散の計算に加え、試験の検出力も仮想的供試体から、均一な場合、不均一な場合のいずれについも導き出すことが可能である。試験結果から検出力は17%から99%まで、いろいろある。試験室で実際に供試体を調製し、実際の均一な供試体、不均一な供試体について試験した。この結果から、この試験は不均一性を検出することが可能である。したがって、この方法は不均一性による試験室での研究で正しくない結論になることを防止するのに有効である。

 不均一性は、アスファルト混合物のように、いろんな大きさのものを混ぜたものには付き物です。それが、どの程度影響するのか? この研究では、あくまで画像を統計的に処理した結果から均一性を評価しています。試験室で調製した供試体の不均一性というのはまったく違う合材をくっつけたような極端なものなので、この研究の価値は?です。そもそも、どの程度、不均一だったら、現場に実際に舗設した混合物と違うのか?が、わからないことには?と思います。現場とくらべて不均一で、それが機械的特性に影響するのであれば問題ということになるでしょう。