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2004年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 15

Characterization of Aggregates and Asphalt Concrete Using X-ray Computerized Tomography

X線断層撮影を用いた骨材およびアスファルト・コンクリートの特性判定

L. Wang, H. Paul, T. Harman, J. D Angelo

Abstract

 X線断層撮影(X線CTスキャン:XCT)は材料の特性把握に有望な方法である。三次元の材料構造をえることが出来るため、骨材とアスファルト混合物の特性把握は配合の最適化のコンピュータ・シミュレーション、モデリング、供用性の予測などへの新しい有望な応用が可能になる。本論文ではXCTの基本原理とその能力、それに骨材とアスファルト混合物の特性把握への最近の応用の例を示す。

 これはまさに計測方法です。X線CTスキャンと言った方がよさそうですが、原理は下のようなもので、コンピュータ処理すると、右のように断面あるいは立体として復元することもできるということです。骨材のどの石からどの石に力が伝わっているを表示することもできるらしいです。応力集中係数という感じのパラメータも導き出すことができるそうです。
 質疑の中では、骨材の表面積の計測も原理的には可能だということでした。解像度に関する質問があり、どの程度のクラックまで検出できるかは、今後、解像度は進化するだろうが、0.1 mmと10ミクロンくらいは実現されている。マイクロクラックの把握は現状ではできないだろうということです。