トップページ | 建設用語中辞典(英仏独和) | 技術資料・目次 | 佐藤渡辺通信 | スパム紹介(日記) | |
世界の文化 | 国名・国旗の由来 | 日本の文化 | 自治体リンク(県・50音別) | アクセス解析・公開 | 作者のページ(更新状況) |
アラバマ州における砕石マスチックアスファルトの現場密度の評価
M. Buchanan, J. Turner, J. Barton
加熱混合アスファルト混合物(HMA)の現場密度の正確な計測は品質管理・保証、供用性予測および支払い係数の決定に必須である。現在のところ最も一般的な現場密度の求め方はコアによるか、RIゲージによるものである。
アラバマ州の4カ所のSMAとスーパーペーブのHMAについてコアによる方法とRIゲージによる方法とを評価した。RIゲージのキャリブレーションを行うときに供試体の表面を細砂などのフィラーで均すことについての評価を行った。加えて、各混合物について骨材の最大粒径に対する敷きならし厚が現場密度に与える影響も調査した。フィラーを用いた場合の方が用いない場合よりも精度はよくなった。また、ゲージを10点予測法でキャリブレーションするのが最も良くコア密度の予測をもたらした。骨材の最大粒径と敷きならし厚と現場密度との関係には、どの混合物についても関係は見られなかった。 密度の計測にRIゲージを使うのは土工関係の施工管理で日本でも使われていますが、アスファルト混合物に対しては使われていません。うちでも10年ほど前に機械を買って試したことがありますが、一般人が使えるRIの線量が日本ではアメリカの1/10なので、とてもじゃないけど使い物にはなりませんでした。フィラーで均すのは計測器と測定対象をできるだけ密着させないと精度が悪くなる、ということのようです。