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ヒルシュ・モデルによるアスファルトコンクリートのモデュラスの推定
Donald W. Christensen, Jr., Terhi Pellinen, and Ramon F. Bonaquist
本論文はアスファルトコンクリートのモデュラスをバインダのモデュラスと容積構成から合理的かつ有効に推定する新しいモデルに関するものである。このモデルはヒルシュ・モデルと呼ばれる混合物に関する既存の法則に基づくものであり、系列および並行の要素の相を複合させたものである。 ヒルシュ・モデルをアスファルトコンクリートに適用するあたっては、接触容積 contact volumeと呼ばれる、材料物質の並行配列は不変ではなく、時間と温度とともに変化する。ヒルシュ・モデルのいくつかのバージョンを評価し、その中の一つはアスファルトバインダの膜厚のモデュラスに与える効果を方程式に組み込んだものであった。
最も有効なモデルは一番簡単なもので、アスファルトコンクリートのモデュラスをバインダのモデュラスと、VMAおよび VFAから直接に推定するものであった。モデルは動的複素せん断モデュラス (|G*|)用と動的複素引張モデュラス(Dyanmic complex extentional modulus) (|E*|)用の両方がある。半経験的な方程式もせん断載荷時、および引張載荷時の位相角を推定するものがある。
提案したモデルの検証は、ある範囲の混合物について文献で報告されているモデュラスと位相角と予測値とを比較して行った。
AAPTの論文には珍しく、式がたくさん並んだ、難解な論文です。そのせいか、普通はついている質疑の記録がまったくありません。これまで見た中では初めてです。extentionalはネットで調べたところ、compressiveと対照的に使われているので引張としました。普通はtensileを使いますが、理論畑の人はこういう言葉を使うのでしょう。