トップページ建設用語中辞典(英仏独和)技術資料・目次佐藤渡辺通信スパム紹介(日記)
世界の文化国名・国旗の由来日本の文化自治体リンク(県・50音別)アクセス解析・公開作者のページ(更新状況)

2002年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 12

Foamed Asphalt Produced Using Warmed Aggregates

加熱した骨材を用いて製造した発泡アスファルト

KJ Jenkins , AAA Molenaar , JLA de Groot

Abstract

 発泡アスファルトと骨材を常温で混合して発泡アスファルト混合物を作成した。しかしながら、出来上がった発泡アスファルト混合物の性状は混合時の骨材温度の変動によって大きく影響されることがわかった。発泡処理の前に骨材を中温度(常温より高いが100 ℃以下)に加熱することの利点に関しての以前に行われた研究では、混合物の性状の改善が浮き彫りにされた。改善される特性は骨材片の被膜、混合物の接着性および引っ張り強度のほか、従来の同等の性状を持つ常温発泡混合物よりも締め固め度が大きくなる、といったことである。これらの発見は、特に回収アスファルト法(RAP)や密りう砕石骨材について適用できる。
 次の段階として、より的を絞った、引き続いてオランダで中温の発泡アスファルト処理・STAB (アスファルトコンクリートの粒度)とRAP (回収アスファルト舗装)の組み合わせが最も利点がある可能性を示す研究計画が発足した。本報告は中温発泡アスファルト処理南アフリカとオランダで実施された調査で見いだされたことの全てである。デルフトで調査した三種類の中温アスファルト混合物を同等のHMA (加熱混合アスファルト)と常温発泡混合物とを比較した。報告には、まず製造技術を記している。これに続いて、各種のRAPの混合率の各種の発泡アスファルト混合物の簡単な特性が二種類の単調な試験で調査された。すなわち、非拘束の圧縮試験とLeutner式せん断試験 (円筒型供試体)を各種温度と変位速度で行った。最終的に、いくつかの混合物を選んで、疲労および三軸試験を供用性の特性の比較のために行った。
 通常のHMAの製造時よりも、40%にもおよぶ消費エネルギーの削減して、中温アスファルト混合物は高温時での試験で、同等の疲労特性と低い載荷周波数での小さい位相角を示した。

 なかなか、うまい話のようですが、議論のところを読むと、今のところ、水分に弱いという弱点もあるようです。