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アスファルトコンクリートの品質管理試験用の現場せん断試験器
Donald W. Christensen , Jr., Ramon F. Bonaquist , and Titin Handojo
現場せん断試験(FST)はもともと、NCHRPの研究計画 9-7で、品質管理(QC)と品質保証用(QA)の試験を主目的として、スーパーペーブせん断試験(SST)の簡易な廉価版として開発されたものである。このFSTの最初のプロトタイプは、期待に沿うものではなかった。 NCHRPの研究計画 9-18の主要な目的は、FSTを改良して、そのアスファルトコンクリートの組成の変化に対する感度を評価することにあった。
改良型のFSTは非常にコンパクトで頑丈、かつ極めて扱いやすいものである。様々な試験を行うことが出来るが、最も優れた結果が得られるのは、高温時と5 - 10 Hzの周波数スウィープ試験である。これらの条件のもとでは、FSTでは、SSTで得た結果と比べて、動的モデュラスの値で40%、大きく、位相角は5 - 15°小さくなる。FSTの動的モデュラスはアスファルトコンクリートの組成の変化に対してかなり感度がよいことがわかった。データの再現性はSSTも含めた他のアスファルトコンクリートのスティフネスを計測する方法と同等であった。
今後の研究はまずは、FSTのデータ、その他、アスファルトコンクリートのスティフネスの試験結果に避けられない変動を少なくすることに焦点を当て、その後にいくつかの現場でのデモンストレーション工事を行うことになる。