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間接引張試験から求める破壊エネルギー
本報告は、間接引っ張り試験(IDT)から求めた破壊エネルギーがアスファルト混合物の疲労ひび割れに関する供用性の簡単な指標として役立つことを提案するものである。載荷器具および変形測定器具の効果について実験的研究で評価した。SHRPの載荷ガイド器具(LGD: Load Guide Device)と表面に取り付ける 50 mmのゲージ長のLVDTを間接引っ張り試験の構成要素として提案している。また、デジタル画像相関解析技術(DIC: Digital Image Correlation)を非接触の全視野の変位/ひずみ測定法として提案している。本研究では、DIC技術を100 mm直径のIDT供試体に用いるときの適切ゲージ長を求めるためにも使用した。クリープ追従性および中央ひずみを供試体表面で計測した変位から求めるための解析方法を開発するために粘弾性理論を用いた。間接引っ張りクリープ試験および強度試験を、WesTrackのアスファルト量と空隙率を変えた細粒度および粗粒度混合物の試験区間からの現場コア供試体について実施した。これらのデータを解析して得た各種のパラメータを、すでに分かっているWesTrack試験施設における、これらの混合物の疲労に対する供用性と比較した。20 ℃で行った間接引っ張り強度の粘弾性解析から得られる破壊エネルギーはWesTrackでのこれらの混合物の現場供用性と高い相関を有していた。