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2002年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
シンポジウム 2

Use of Strength Tests for Evaluating the Rut Resistance of Asphalt Concrete

アスファルトコンクリートのわだち掘れ抵抗性の評価への強度試験の利用

Donald W. Christensen 1 , Jr. Ramon Bonaquist

Abstract

 本論文はアスファルトコンクリート混合物のわだち掘れに対する抵抗を間接引っ張り試験(IDT)のみ、あるいは、非拘束の圧縮強度との組み合わせで評価する、簡易な方法について述べるものである。研究では、これらの試験データが現場で観察された、また、他の実験室試験で示されたアスファルトコンクリート混合物のわだち掘れに対する抵抗と驚くほど、強い相関を示した。わだち掘れ抵抗に対する二つの基準について述べる。一つは、舗装混合物の交通荷重下において、典型的におこる限界の応力に対する、有効せん断強度の比であり、IDTによる強度を有効せん断強度の指標として用いるものである。もう一つは、塑性平衡解析を含むものであり、せん断流動による重大なわだち掘れは、非拘束の圧縮強度と直接に比例するはずであることを示すものである。IDT試験は、その簡易さと、信頼性の大きさから、わだち掘れ抵抗を評価する簡易な試験法として有望である。必要な場合にIDTと非拘束圧縮試験の両方のデータから、混合物の接着性と内部摩擦を求める方法についても記した。