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締め固めたアスファルトコンクリート試料のかさ比重のガンマー線による測定の評価
Glen Malpass and N. Paul Khosla
かさ比重 (Gmb)の求め方は、加熱アスファルトコンクリートの設計、施工、および品質管理において重要な役割を持つ。スーパーペーブの配合設計方法において容積特性が取り入れられたことにより、計算された空隙率と骨材間隙率は実験室におけるかさ比重の測定精度に依存することとなった。本研究の目的は、新しいガンマー線かさ比重測定ゲージを評価し、その測定結果を各種の混合物種類について、ノギス法(寸法解析)、表面乾燥飽和法 (SSD)、およびパラフィン法と比較することにあった。結果を統計的に解析した結果、かさ密度を求める方法によってかなりの差異があることが示された。 しかしながら、各方法間の違いを解析すると、ほとんどの場合、その差は各方法の欠点で説明されることがわかった。各方法間の最小有意差を計算して、これらの比重とガンマー線ゲージによるものとの差をプロットすると、空隙が少から中までの試料についてはガンマー線によるものと、SSDによるものとは実用上、同じであることがわかった。高空隙率で作成され、比較的表面が粗い混合物については、SSD法で測定した比重の値はガンマー線法で測定したものより大きくなった。パラフィン法とノギス法とは、同一試料について全体的に、ガンマー線法とくらべて小さい比重になった。ガンマー線法はアスファルトコンクリートのかさ比重を実験室で求める場合に、簡単で、早く、非破壊の試験法であることがわかった。