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フルデプス再生利用のための合理的かつ、実用的な混合物設計方法
Rajib B. Mallick, Prithvi S. Kandhal, Elton Ray Brown, Matthew R. Teto, Richard L. Bradbury and Edward J. Kearney
フルデプス再生 (FDR)は、既設のアスファルト舗装全体を、下層の粒状路盤材料の一部も含めて、現場でリサイクルして、安定処理路盤層とする常温再生工法である。FDRについて、添加剤の種類、添加量の選択に関する適切な手順がない、という問題に対処する必要がある。本計画の目的は、FDRに対する合理的な設計システムを開発し、FDRで使用される各種の添加剤を評価することにある。本論文は研究の第一段階、すなわち、最初の配合設計、試験区間の施工、および試験区間の施工直後に取得したデータについて述べるものである。この予備的な配合設計の結果は、試料をスーパーペーブ・ジャイレトリーコンパクタで締め固めることによって、FDR 混合物の最適流体量が全流体量と乾燥密度の基準を用いて求められることを示している。かさ密度を求めるには、CoreLok TM試験器を用いて閉め固めた供試体をシールするのがよい。配合設計に用いるときは、75回転の設計回転数 Ndesignがよい。単に水、あるはアスファルト乳剤を用いる場合は、施工後に設計回転数で得た密度の97%以上のかさ密度になるようにすべきである。 セメントを用いたFDRについては、施工後に設計回転数で得た密度の少なくとも91%以上の密度になるようにすべきである。フォーリングウェイトデフレクタ (FWD)による試験と、現場で採取したコアのついての試験を次の段階で計画している。これらの結果が、ある添加剤が他のものより利点があるか、確定するのに役立つだろう。 Corelok TM deviceというのは、ネットで調べると、InstroTekという会社の商品名のようですが、混合物を真空吸引で、中の空気を抜いて、正確な、かさ密度を求める試験機のようで、2000年の段階では、これしか無かったというもののようです。