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加熱混合アスファルト製造の品質管理のための容積特性およびジャイレトリー締め固め勾配の評価
J. DユAngelo, T. Harman, C. Paugh
現在、多くの道路管理者はスーパーペーブ混合物の製造を容積特性で管理している。混合物全体の中の空隙 (Va)と骨材間隙率 (VMA)が品質管理のパラメータとして用いられている。本報告は、容積特性のデートとアスファルトバインダ量、および骨材粒度との関係を解析したものである。
データは、連邦道路局 (FHWA)のデモンストレーション計画の No. 90 (DP 90)のスーパーペーブアスファルト混合物設計と現場管理の一部として収集されたものである。この計画での工事は米国全土にわたり、1995年から1999年の間に建設された。
この計画工事は、品質管理の考え方と、各実験室間で、試料作成、締め固め、および容積特性を計測をする能力を評価、検証するためのものであった。
データを解析した結果では、Vaと VMAの両方ともアスファルト量と製造時の骨材粒度と直接の相関があることが示された。 このことと、以前の容積特性と供用性との相互関係を示しているほかの以前の研究に基づいば、Vaと VMAはスーパーペーブ混合物の品質管理用のパラメータとして効果的、かつ適切である。
NCHRPの研究計画 9-16の「スーパーペーブ・ジャイレトリーコンパクタによる特性と供用中の舗装の変形」、(調査主任-Michael Anderson, AI:アスファルト研究所)で考慮されている供用性の尺度の一つはスーパーペーブジャイレトリーコンパクタ (SGC)による締め固め曲線である。本報告ではまた、締め固め曲線とアスファルト量および骨材粒度との関係についても解析している。
データを解析した結果、10工事中の6については、締め固め曲線と製造中の骨材粒度の変化は優れた相関を示した。1工事は良い相関を示し、2工事では、まあまあの相関、1工事では相関は低かった。このことからいうと、締め固め曲線はスーパーペーブ混合物の供用性の評価には適当でないようである。請負業者は、製造中に,許容できる結果を得るためにどうすべきか、定かでないということになろう。
このほか、研究では締め固め曲線の傾きとアスファルト舗装の供用性にはつながりがないという結果になった。