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2000年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 19

Comparison of Moduli for Asphalt Binders Obtained from Different Test Devices

異なる試験器で得られたアスファルトバインダのモデュラスの比較

Miai Marasteanu and David Anderson

 DSR(Dynamic Shear Rheometer: 動的せん断粘弾性試験器)、BBR(Bending Beam Rheometer: ビーム曲げ粘弾性試験器)、DT(Direct Tension: 直接引っ張り試験)による試験はさまざまな粘弾性機能を計測するのに用いることができる。粘弾性理論によれば、どのような粘弾性機能も他の、どの粘弾性機能に変換できるとされている。本論文の目的は、このような変換が実験室でのデータに適用して、どの程度、うまくいくか、また、データから推定した機能が試験器の種類とは無関係であるのかを確かめることにある。
 この研究では四種類の機械的性質の異なることが知られている非改質のアスファルトバインダを用いた。試験データはDSR、BBRとDTによって得られた。各試験器で試験したとき、四種類のアスファルトバインダは線形粘弾性の挙動を示した。
 ポリマーに関する文献の中からいくつかの有望な相互変換法を粘弾性データに適用して、クリープ許容性(Creep complyance)と弛緩モデュラス(Relaxation Modulus)に変換した。この変換したDSR、BBRとDTのデータを比較、解析した。DSRとBBR試験機で得られたモデュラスには有意な差が見られた。これらの差の原因としては、物理的硬化を起こすための冷却速度と供試体サイズが考えられる。DTによるデータとBBRのものとの差は少なかった。しかしながら、DT弛緩モデュラスは約10秒後に、かなり低下しはじめ、ひずみが大きくなると非線形効果がかなりあるように思われた。
 難しい言葉がいっぱい出てきます。クリープ許容性とか弛緩モデュラスは建設用語中辞典(英仏独和)を見てもありません。本文を見てもゴチャゴチャと式があって難しいものです。