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2000年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 09

Effect of Material Properties, Specimen Geometry and Specimen Preparation Variables on Asphalt Concrete Tests for Rutting

アスファルトコンクリートのわだち掘れに対する材料の性状、供試体の形状、および供試体の調整方法の影響

John Harvey, Irwin Guada and Fenella Long

 本論文は道路に適用するアスファルトコンクリート混合物の解析および設計のための、簡単な供用性試験を開発するための努力の一環として行った、室内試験の結果を示したものである。三つの特定の分野があり、一つは形状変形(せん断)の非線形特性であり、アスファルト混合物のせん断に対する応答を間接的に計測するものである。二つ目は簡単な供用性試験に用いる供試体の寸法に関するもの。三つ目はスーパーペーブのジャイレトリーコンパクタ(SGC)を用いて調製した供試体によるわだち掘れに対する供用性と、同一配合の現場のコアによるものとの比較である。せん断に対する混合物の応答の非線形性を評価するため、周波数スイープ試験を舗装からのコア供試体について、温度、ひずみ、それぞれについて三水準で変えて単純せん断試験を行った。結果から、復素弾性係数:G*は、この範囲の温度、ひずみ、および周波数においては非線形の挙動をすることが示された。供試体の形状寸法の、高さ一定(RSST-CH)繰り返し単純せん断試験で得られた結果の変動に対する影響を評価するため、円筒形供試体とプリズム型に近い供試体について試験した。結果は供試体の形状を評価するには供試体ののサイズが十分でなかったということである。三つ目の研究では、同じ混合物について、SGCによって調製された供試体と現場のコア供試体のRSST-CH試験の結果の比較を行った。SGCで調製した供試体の永久変形に対する抵抗は、同程度の締固め度のものについて、三種類の温度、すべてにおいて、現場のコアのそれより大きかった。