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スーパーペーブ・ジャイレトリーコンパクタにでの室内締固めの変化に対する
混合物の供用性状の変化
Robert Anderson, Robert McGennis, Weng on Tam and Thomas Kennedy
FHWAの支援を受け、Asphalt Institute、Austin South Central Superpave Centerのテキサス大学およびHeritage Research Groupは、研究グループとして共同研究を行った。
このFHWAの研究プロジェクトは、ほとんどがジャイレトリーコンパクタの設計回転数・Ndesignの表の改訂に向けたものであった。研究グループはNCHRP 9-9の研究プロジェクトとは異なるアプローチを取り、Ndesignの変化が、容積特性ではなく、機械的特性に与える影響をもとに、Ndesignを修正しようというものであった。
研究は、その目的を達成するために構成された5つのタスクからなっている。タスク 3は選ばれた機械的特性の、Ndesignの変化によって受ける影響に関するものであった。タスク 3の目的は異なる設計回転数を適用して、機械的特性のに対する影響を評価することであった。
研究のデータから、設計回転数を減じると、せん断スティフネス(G*10HZ)が減じるということが分かった。ほかの要素(アスファルトバインダ量、アスファルトバインダのスティフネス、および空隙量)は相対的に一定に保たれており、この傾向は設計回転数が減じたことにより、骨材の骨格構造が変化したことを反映するものである。この傾向はNdesignを100から70の間で変化させたときにもっとも顕著である。
これらのデータから、設計回転数を30 減じると、アスファルト混合物の設計せん断スティフネスの減は35%にも及ぶと見られる。
この解析ではまた、砂利混合物の高温でのせん断スティフネスは、同じ締固めレベルでは石灰岩混合物の64%であることが示された。この事実は、いずれの混合物もSUPERPAVEの容積特性の基準を満たすのに、せん断スティフネスの有意な差があることから、SUPERPAVEの混合物設計手順に簡単な供用性試験を付加すべきであることを示唆している。