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2000年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
シンポジウム 4

The Rrench Approach to Asphalt Mixtures Design: A Performance Related System of Specifications

フランスにおけるアスファルト混合物設計へのアプローチ:供用性に関連づけた規格

Jean-Francois Corte and Jean-Pierre Serfass

 本報告はフランスにおける舗装用アスファルト混合物の設計にかんするアプローチを述べるものである。フランスの特有の状況に関する指摘ののち、過去40年に進捗した事項が述べられている。現在の配合設計の主要な原則と基本事項を示し、そののちに規格のもととなる試験について簡単に触れる。設計基準を解説し、SUPERPAVEのレベルIと比較している。最後にフランスの州の配合設計に関する研究の実際を紹介している。
 ちょろちょろっとページをめくったところでは、フランスでも混合物に要求される試験について、レベル1、レベル2とレベル4まであるようです。ホイールトラッキング用の締め固め機は実物タイヤを転がすタイプのようです。
 フランスではジャイレトリーコンパクタはジャイレトリーシアコンパクタと呼ぶようです。走り読みしたところでは、フランスでは供試体作製用としては、供試体の周面での摩擦の影響で密度に直径方向と中心線方向とに違ってくるというので使っていないようです。過去にはなぜ使わないんだ、といった議論があったそうですが。この試験機はむしろ、ワーカビリティの試験用として使っているようです。
 ホイールトラッキング試験機はタイヤ径は日本よりは大きいようですが、機械はずいぶんとコンパクトになっています。ちょっと写真をつけますが、これでもイギリスやドイツのものに比べると大きな機械だ、と言っています。これで50 cm x 18 cm 5 cm,10cmの供試体が2枚できるということです。温度は60℃です。