- ルフトハンザの場合
機長からのアナウンス
「レディースアンドジェトルメン、申し訳ありませんが、」
「本機は全部のエンジンともダウンしました。」
「間もなく海に不時着します。」
乗客は恐れおののいた様子だったが、機長の次のアナウンスでいくらか安心した。
「レディースアンドジェトルメン、」
「ルフトハンザはこのような非常事態にも備えています。」
「泳げないみなさんは左側の座席へ、泳げるみなさんは右側の座席にお移りください。」
乗客は機長の指示にしたがって座席を移動した。
やがて海に胴体着陸した。そして機長からアナウンス。
「レディースアンドジェトルメン、本機は海上に不時着しました。」
「機体右側の泳げるみなさんは非常口を開けて、いそいで機体から離れてください。」
「機体左側の泳げないみなさん、」
「ルフトハンザをご利用いただき、有り難うございました。」
- ブリティッシュ・エアラインの場合
「機長のシンクレアです。乗員を代表してブリティッシュ・エアラインの
ニューヨーク発、ロンドン行き、602便をご利用の皆様を歓迎します。
ただいま高度、35,000フィートで大西洋なかほどを飛行中です。」
「機体右側の窓をご覧になると右側エンジンが両方とも火に包まれているのが見えます。
機体左側の窓をご覧になると左翼が無くなっているのが見えます。」
「下の方、大西洋をご覧になると、黄色の救命イカダに三人いて皆様に手を振っています。
あれは私、機長、副機長、それにスチュワーデスです。本放送は録音されたものです。」
- デルタエアラインの場合
旅に出ようと 35番ゲートで登場案内を待っていた。
そして案内放送があった。
「お手数をかけて申し訳ありませんが、デルタ航空 570便は 40番ゲートからのご搭乗となります。」
家族で荷物を持って 40番ゲートまで運んだ。
10分もしないうちにまた案内放送があった。
「570便は実は 35番ゲートからのご搭乗となりました。」
そこで私たちは急いでもともとのゲートに急いで引き返した。
ハーハーハー、やっと落ち着いたところでまた、案内、
「デルタ航空の健康のための訓練にご参加いただき有り難うございました。」