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あじろ
網代
ちょっとしゃれた日本風の垣根とかに、割り竹などを菱形に編んだものがありますが、この組み方が網代です。ちょっと図をつけてみました。天井にこういう形に編んだものをつけると網代天井ということになります。石垣も石をこういう形に積むと網代貼りというらしいです。
しおりほう
枝撓法
大きな木を生かして運ぶとき、枝を撓めて、まとめて縛って運ぶという方法です。
やらい
矢来
とりあえずといった感じで、丸太や竹をいい加減に組み合わせて作った粗雑な柵です。
エアレーション
airation
芝生などでは、人に踏まれたりして下の土が固く、通気性が無くなると弱ってきます。そこで棒を地面に突き刺して小さな穴をあけます。広いところ用には、専用の機械があります。樹木の場合は圧搾空気を地中に送り込むということも行われるようです。植物には水をやるかん水(灌水) wateringのほかに空気もやる必要があるというわけです。
えだうち
枝打ち
良い木材にするために余分な枝を切り落として、内部まで日当たりを良くし通気を良くすることです。枝透かし(切り透かしとも)というのは小枝が密生し過ぎているなどで不要な小枝を切り落とします。こちらの方は樹木の形を整えるのが主目的でしょう。木が大きくなり過ぎて風で倒れる恐れのある場合に高さを抑えるために上の方を切るのは高伐(こうばつ)です。単に木の形を整えるために剪定↓するのは刈り込みです。芝生も刈り込みますが、これは伸びすぎると部分的に枯れたり、病虫害が出やすくなるのを防ぐためです。芝生刈り込みと言って区別するのだそうです。木の成長のために必要な空間を確保するために根本から伐採してやるのは間伐(かんばつ) thinningです。間引きと同じです。
せいしせんてい
整枝剪定
木の形をある形に整えるために行う剪定 prune、つまり枝の一部を切り取ることです。花や果実がよくつくように行うのも剪定です。整姿剪定(せいしせんてい)というと、さらに木の姿を美しくするために、枝の配置が均等になるよう、不要な枝葉を刈り込み↑をすることだということです。剪定する対象は次のようなものです。
徒長枝(とちょうし)またはトビ枝:一直線に上に伸びた枝
さかさ枝:下向きに伸びた枝
平行枝(へいこうし):主な枝と近接して平行している細い枝
からみ枝:主な枝にからみついた感じのもの
きり枝:幹や主な枝と交差するもの
ふところ枝:枝の形の内部にある貧弱な小枝
幹吹(みきぶき)または胴吹(どうぶき):幹から直接芽吹いたみっともない小枝
車枝(くるまえだ):幹の一カ所から車輪のスポークのように四方八方で出た枝。適当に間引きます。
ひこばえ:木の根本から芽吹いた貧弱な新しい幹
ねかぶ
根株
木の根っこ、切り株の部分のことです。根株移植は、根株だけを移植してひこばえ↑を利用して育てることです。移植に関した言葉をここに列挙します。根鉢(ねばち)というのは、移植のとき、掘り上げる根っこと土のまとまりのことです。根廻しというのは移植する前に根鉢の中に細根をたくさん発生させておくために、環状に溝を掘って太根の皮をはぐ溝掘り式と、根を切ってやる断根式があります。細根が十分に発達してから移植します。根廻しの後はワラ、縄、菰などを使って根鉢をぐるぐる巻きにする鉢巻きあるいは根巻きをします。植え穴は植え付ける場所に掘る穴です。植え穴に根鉢をおさめてから水を使わずに土だけで、棒などで突き固めて植え込むのは土極め(つちぎめ)、空極め(からぎめ)、棒極めで水を嫌う樹種に適用します。土を入れては水を入れて突き固めるのは水極め(みずぎめ)です。
いっぽんしちゅう
一本支柱
樹木を移植↑した後、十分に活着するまでの間、支柱をします。このやり方にいろんな方式があります。一本支柱はもちろん、竹または丸太を一本だけ使う方法です。斜めに立てて幹との交点を結束線と呼ばれる鉄線、シュロ縄(シュロの木の幹に生えている毛で作る)などで結束するものと幹に沿わせて数カ所で結束する方法があります。斜めに立てた支柱の根本付近には小さな杭をやはり斜めに立てたやらずで支柱を固定します。さらに支柱の地中に入る部分に抜けにくいように横木を打ち付けておくのはトンボまたは下駄です。幹に沿わせる方法は添え木(そえぎ)、あるいは添え柱(そえばしら)とも呼ばれます。長丸太支柱は高い木などで、三方向から竹とか長丸太とかを立てかけて結束する方法で別名はなぜか八つ掛け支柱です。竹を使ったものは竹三本支柱という別名があります。あまり高い木には使えません。
四本支柱というのは何本も寄せ植えしてあるのを3本まとめて支えるもので、3本の木にそれぞれ斜めの一本支柱を結束し、それを真ん中に立てた太い丈夫な支柱に交差するように集めて結束するものです。一列に並べて植えた細い木を横棒に結束し、両端の木に一本支柱あるいはもう一本足して二本支柱で支えるのは布掛支柱(ぬのがけ)です。間に間柱(まばしら)を立てたりします。三方からワイヤで引っ張る方法はワイヤ支柱です。
街路樹などでよく見掛ける幹を挟むように2本の支柱を立てて横木で幹と支柱を結束するのは鳥居型支柱、2本の支柱が下に広がる形のものは富士型支柱です。
わりがけけっそく
割掛け結束
樹木を支柱↑で支えるとき、木の幹を丸太などとを結びつけるやり方で、縄がけしたあとから間に割り込ませるように縄を入れて締めつける結束方法です。
じゅけい
樹形
キャノピー canopy
株立数 stand
木の形、つまり枝振りです。葉張り(はばり)ともいうらしいです。形を構成するのは、いろいろの枝で形作られる根本の幹を含まない輪郭、つまり樹冠(じゅかん)、かっこよく言うとキャノピーで、木の形としての幅、つまり枝張り(枝幅、樹幅とも)などです。形を表す言葉にはほかに、株立数(かぶだち)があり、根本から分かれている幹の数を、二本立、三本立などと言います。普通は一本立ちでしょう。
じゅこう
樹高
木の高さです。樹木の寸法はこのほか、幹周(みきまわり:だいたい目の高さ、つまり目通りでの幹の周りの長さ、目通りの方は広辞苑ではその高さでの直径となっています。)、枝張り↑、枝下(えだした:一番下の主な枝が分かれている位置から根元までの高さです。)、幹高(みきだか:ヤシの木のようにてっぺんだけに枝葉がある場合の枝下)、棚付(たなつき:ブドウ棚のように棚作りする場合の高さ)、葉尺(はじゃく:ランのように根元から葉という場合の高さ)などがあります。また、木の高さの区別では高木(こうぼく)(昔は喬木(きょうぼく)と言いました。だいたい3 m以上)、中木(ちゅうぼく)(だいたい1 m - 3 m)、低木(ていぼく)(だいたい1 m以下)があります。
きのうしょくさい
機能植栽
植物を植栽することによって美観を良くする以外の役に立てることです。昔からある防風林などはその代表でしょう。ここでは、道路にかかわるものを列挙します。視線誘導植栽は運転者が前方の道路の線形が前もって分かるように、路側にはっきりと区別できる連続的に見えるよう植栽したものです。夜は別として視線誘導標の役目をするわけです。指標植栽は環境を知るために、特定の環境物質に敏感に反応して元気になったり、枯れてしまったりする指標植物を使った植栽です。遮光植栽、あるいは防眩植栽は中央分離帯に植えて対向車の前照灯による幻惑を防いだり、周りの住宅や家畜舎に車の前照灯の光が入らないようにするものです。遮へい植栽は見苦しいもの、隣の道路の紛らわしい信号など見えては困るものを目隠しするための植栽です。修景植栽は特に、景観を良くするために植えるものです。緑陰植栽は強い日差しを防いで、憩いの空間を作るための並木には当然この機能があります。
しゅしさんぷこう
種子散布工
法面保護のための芝などの種を散布する方法の一つで、種子、肥料、ファイバー、粘着材を水に混ぜたものを水圧で吹き付ける方法です。ファイバーと粘着材は法面に固定させるためのものですが、この代わりに土壌をを使って空気圧で吹き付けるのは種子吹付工 seed sprayingです。短期間で法面を覆うので急速緑化工法ともよばれます。岩盤など土のないところに、土のほかに土より接着力の強いセメントや高分子系樹脂を使ってモルタル吹き付け用のガンを使って吹き付けるのは植生基材吹付工です。わらむしろ、紙、不織布などのマットに種子と肥料を接着したもので法面を覆うのは植生マット工とよばれます。これらの方法で緑化したのり面を植生のり面と呼びます。
ちひしょくぶつ
地被植物
地面を被う性質のある背の低い植物のことです。芝、ツタ、コケなどがそうです。地被植物で被うことをグランドカバー ground coverと言います。植栽の植え方に関する言葉を列挙してみます。群植(ぐんしょく):量感がでるくらい集団的に樹木を植えることです。樹冠が互いに接触するくらいになると、樹林化した、といいます。数本程度をまとめて植えるのは寄せ植えです。列にして植えるのは列植(れっしょく)です。一本だけ独立して植える木は独立木です。ニュートピアリー:new topiaryというのは何かの形の金網(トレリスと言います。)にツル植物を這わせて造形的な樹木に見せかけたものです。トピアリーtopiaryというのは西洋の庭園でよく見る植え込みを幾何学的に刈り込むことです。
ばーくたいひ
バーク堆肥
土壌改良材の一つです。堆肥 compostというのは落ち葉やわら、雑草などを堆積して蒸れるようにして作る有機質の肥料です。肥料としての働きのほか、土の粉をある程度まとめて固結させる働き、保水性、保肥性を良くする働きがあります。バーク堆肥というのは樹皮のほか、木屑などを発酵させて作ったものです。ハイウェイ堆肥というのは道路公団で高速道路の植栽などで発生する雑草、剪定した枝などを刻んで堆肥にしたものです。堆肥とは違いますが、ピートモス peat mossといって水ごけ泥炭(草炭)を乾燥、粉砕したものも土壌改良材です。
ばっかい
伐開
clearing and gruffing
dfrichement, defrichage
Abforsten
いろいろ木が植わっている土地を何らかの開発目的で、木、その他の障害物を除去することです。
あられくずし
霰崩し
園路の敷石の仲間です。すき間なく敷き詰めたのが延べ壇、延べ段で、その中でも一列に敷き延べたのが延べ石、飛び石ともつかぬ延べ壇ともつかぬのが霰崩しです。これは比較的大きな玉石とか切石を混ぜて使いますが、小さめなのを使ったのは霰こぼしです。
とうかそうおんれべる
等価騒音レベル
Leq
一定時間内の騒音の総エネルギーの時間平均値のことです。騒音の単位のデシベル・dBは対数なので、この対数をはずして真数にしてから平均するわけです。
ドッグラン dog runある雑誌に、犬がリードなしに自由に遊べる「犬の公園」とありました。ペットブームで、こんなのも作られる時代になったようです。世の中、不景気といっても、こういう余裕を持つのはいいことかも知れません。リードはどうもリーシュ:leash つまり革ひもの間違いのような気がします。アメリカにはleash lawとかいうのもあるようです。
アセスメント
assessment
assessは税額の査定とか、いい、悪いの査定とかの意味です。実際には単にアセスメントというと環境アセスメントのことを指すことが多いと思います。日本語にすると環境影響評価ということになります。この意味に限定すれば、ある事業をやっていいかどうかを環境面から事前に査定する、そのために必要な調査、予測など、もろもろを含むことになります。
あずまや
東屋、四阿
日本庭園に設けられている休憩所というか、それ自体が眺めの一部になる屋根だけの小屋です。東屋、四阿、違いは何かというと、東屋は屋根が切妻になっているもので、四阿は方形になったものということらしいですが、それは昔の話で今は、どんな形でも、目的が同じならどちらでも良さそうです。東屋の語源はどうも昔、京都から東、関東あたりの家が粗末なのを軽蔑して、そういう呼び名になったようです。四阿の方は周囲に廊下のある建物だったようで、今のあずまやとは違うようですが、誰か学のある人が格好をつけて言ったのが広まったのでしょう。
サッチング
thatching
芝生の手入れとして、苅った芝のくずなどが、芝生の間に入り込んで貯まる(これがサッチ(thatch)です)と芝の目詰まりみたいなことになって根腐れしたりして良くないので除去することです。家庭では松葉ぼうきを使ってもいいわけですが、芝刈り機のアタッチメントとしてもっと強力なものがあるようです。ところでこのサッチングは英語ではthatchingで英語でも同じような意味で使われるようですが、元をたどると thatchは草葺き屋根を葺くという意味で、芝の目が詰まって草葺き屋根の状態になったのを 除去する de-thatchingが本来は正しそうです。でも英語でも確かに de-thatchingという使い方は見られますが、thatchingが多数派です。元の意味は忘れられたということでしょう。ところでイギリスの元・鉄腕宰相 サッチャーさんは Thatcherです。ご先祖は草葺き屋根職人だったのでしょうか? ちなみに芝を刈るのはmowingです。
めつち
目土
plug soil
めずな
目砂
芝を張ったばかりのときは、土がたりなくて水分を十分に保持できないので、サラッとした土を巻きます。目砂も同じです。
悪臭対策舗装で問題になるのはアスファルト混合プラントで高温のアスファルトから発生するものでしょう。脱臭炉とかで脱臭するようです。英語にすると、offensive odor countermeasureとかoffensive smell countermeasureになります。
デベロッパ(デベロパ)
開発事業者
developer
土地を手に入れて、そこに建造物を造る業者、日本語にすると開発事業者ということになります。発音にうるさい人はディベロッパーとか言います。ディベロパの方が近いと思いますけど。土地造成をして小さいものはマンションとか戸建て住宅を、大きいものはニュータウンみたいなものまで作ります。住宅・都市整備公団もその仲間です。