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ずぼら家庭菜園・コウサイタイ

 まずはコーサイタイの写真です。要するに菜の花です。だけど、茎も葉っぱも赤紫色です。食べるのは、花柄ですが、この写真のは咲きすぎです。花が一つ、二つ咲いたところが食べ頃とされています。厳密にこだわることもなくて、四つ、五つになっても、簡単に折り採れるところから取ればいいのです。なるべく、根元から、しかも簡単に折り採れるところからと、いうのが収穫のコツです。右奥に一本見えますが、こちらは、ちょっと早いけど、ほとんど食べ頃です。
 実はこの写真は家のものではありません。丸橋くんが散歩で見つけて写真に撮ってきてくれたものを利用しています。どこのであろうとコーサイタイには違いないですから。とはいうものの、野生化しているだけあって、葉っぱの色の紫が目立ちません。ハイブリッド化しているのかも知れません。まあ、ちゃんとしたものも葉っぱ全体が紫というわけではなく、主な葉脈だけがそうなのですが。
 これが丸橋くんが見つけてきた現場です。何と公民館の前に雑草然として群落になっています。これだけあれば、三人くらいだったら毎日、食卓にのせられるでしょう。
 そういえば、カラシナは川の堤防などに群生していて、ときに採集して食べますけど。小貝川で見つけたときには、コーサイタイとのハイブリッドも見かけました。もともと、中国野菜ですが、雑草としても広がる能力があるようです。まだ、あまり一般化していないようですが、味もいいし、栽培はずぼらでも大丈夫というわけで、間もなく一般化するのではないでしょうか?。
食べ方
 さて、食べ方ですが、いたって簡単、花柄を食べやすい長さに切って、炒めます。ニンニクを使うといっそう味が引き立ちます。形は菜の花ですが、味は菜の花のちょっと苦みがあるのと違って、甘みがあります。油を避けたければ茹でて、おひたしにしてもいけます。色は火が通ると緑色に変わるので、火を止めるタイミングは簡単です。もう少しで火が通るといったタイミングで、少しばかりの水をジャーンと入れてやると、茎がしわしわにならず、みずみずしく、やわらかく仕上がります。野菜炒めの定石みたいなものですが、この場合特に役立ちます。茎が主体なので、調理してもほとんど目減りしません。
 お値段
 値段は最近みていませんが、ホーレンソーと似たものです。
 丸橋くんにはお百姓さんから、買ってきたのをあげて奥さんにも喜ばれたようですが、これは、「一束、50円でいいよ」、というところを、家内が「そんな値段では買えないよ。100円にはしてくれなきゃ」、と逆値切りで買ってきたものです。
 つくばに住むようになって、この以前は桜村だったところには、日曜日に近所のお百姓さんが持ち寄って新鮮な野菜を売る朝市が立つところが数カ所あります。常連になって、長いつきあいをしていると、こうした買い方も出てきます。