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メールのウイルス予防策
ウイルスメールには、添付されているファイルを開くと感染するのが昔のタイプでしたが、メールをダブルクリックして開くと感染するものが出てきて、さらに最近はワンクリックでプレビューしただけでも感染するものが出てきました。こうなると捨てるに捨てられずという状態になります。プレビューをしないというソフトも出てきて、OutlookExpressもいずれは対応すると思いますが、当面の防御が必要です。
MacのOutlookExpressについて私がとっている防御の方法を紹介しておきます。WindowsのOutlook、Outlook Expressでも、よく調べると、文言は違いますが同じ機能がある、と思ったのですが、残念ながら、Windowsの場合は添付ファイルの内容についてルールを適用することはできませんでした。Office付録のOutlookも同じでした。
Mac (Classic) Outlook Expressの場合
- まず、メニューバーの左端、ファイルメニューの一番上、「新規」を選んで、右にポップアップしたメニューからフォルダを選んで、フォルダ一覧のウインドウに新しいフォルダを作ります。ウイルス?とかVirusとか適当に名前をつけます。
- メニューバーの左から3番目あたり、ツールからルールを選択します。ルールのウインドウが開きます。
- メール(POP)が選択されているはずですが、確認して左上の「+新規」をクリックするとメールルールの設定というダイヤログが出てきます。ここでどんなメールをウイルス専用のフォルダに入れるかを設定します。
- まず、ルール名をウイルスとか適当につけます。一番下、左に「有効にする」というのがありますが、チェックされているはずですが確認します。
- その上にアクションというのがあります。ここで、左側のボックスは最初は「色を変える」とかになっているかも知れませんが、「メッセージを移動」にします。「メッセージを削除」とか「添付ファイルを削除」とかいうのもありますが、そこまでするのは時に問題があると思います。
- 右側のボックスでフォルダ一覧の中のどれかを選択できるようになります。ここで最初に作った専用のフォルダを選択します。ここまでできたら上の「条件」のところで「+条件の追加」をクリックします。
- 条件を記述するボックスが出てきますが、最初は「差出人が」、「次を含む」でその右が空白になっていると思います。まず添付ファイルからチェックします。
- 左側のボックスで「添付ファイルが」を選び、右側のボックスは「次を含む名前」を選択します。空白のボックスには .exeを記入します。これで .exeの添付ファイルのついたメールは受信した時点で専用のフォルダに入るようになります。
- 「+条件の追加」をつぎつぎにクリックして、チェック条件を増やしていきます。.exeの次は .dll の添付ファイルのついたメールを専用フォルダに入るようにします。.dllはアプリケーションの働きを助けるもので、ウイルスもそういう顔をしていることがあります。同様にして、.pifのついた添付ファイルのあるものも専用フォルダ行きにします。このほか、.bat、.scr, MP3, com, .bat, setupなどをの添付ファイルのチェックは当面はこの程度です。
- 次は件名でチェックです。「+条件の追加」して、今度は左ボックスは「件名が」とし、左ボックスは「次と同じ」にします。空白欄にまず、Re: を記入します。最近、下火ですがAliz の特徴です。「次を含む」にすると返信がみんな専用フォルダに入ってしまいます。Fwd:だけの件名も同様にします。
- これで90%は専用フォルダに入ると思いますが、念のため、件名として Re; とFwd:だけのものも追加しておくといいでしょう。私のところは04年3月31日現在、当日入ってきた81通は100%、専用フォルダに入りました。一つ、メールマガジンが入ってしまいましたけど。ソフトの紹介などで、ルールにひっかかるものです。そうしたものについてはウイルスより優先度を高くしてメールマガジンなどのメールアドレスを受信フォルダに入れるように設定します。
- 最近はメール自体にはウイルスが添付されていなくて、指定の行き先 URLに行くとトロイの木馬がインストールされて打鍵の順序などを送信するソフトが埋め込まれ、パスワードなどが盗まれたりするのが多く見られます。はっきりしているのは件名が You've received、あるいは ecardなどを含むものです。逆援助とかバイアグラの類の誘いも URLに行くようになっていますが、トロイの木馬である可能性は高いでしょう。
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