メールマガジン019号 比重、密度、単位体積重量
昨年からずっと気になっているのが表題の件です。訪問者が何をキーワードにして佐藤渡辺のサイトに来たのか調べていると、「鉄筋 比重」、「舗装 比重」とか「アスファルト 密度」、「比重と密度の違い」、「かさ密度 空隙率」、「みかけ密度」、「砕石 単位体積重量」とかで来る人が目立つのです。 昨年から件数の多かったキーワードはデータベースとして記録しているのですが、キーワードだけで 400件近く、そのキーワードで来た人は、ものによっては 100人を越えることもあり、一日に 3 - 4,000もある検索エンジンからの来訪を全部調べるわけには行かず、せいぜい、多い方から 50程度しか調べていないので、こうした類の検索で来た人は数千人はいるのでしょう。多分、建設用語中辞典の開設以来だと、数万件は越えているだろうと思います。 たいていは比重とかの数値を求めて来られるのだと思いますが、アスファルト舗装だのコンクリートだの、アスファルト、セメント、いろんな種類の砂利、砂の混ぜものを扱っている者としては、なかなかに一つの数値で答えるわけにもいかないところがあるのです。常識的な値というのがあるだろう、と言われれば確かに割り切った世界もあって、橋とか建築物の設計では鉄筋コンクリートでは比重を 2.4とする、無筋コンクリートは 2.3とするとか(確かな数字ではありません)しないと実際のところ設計できません。道路橋示方書では単位体積重量でコンクリート 23.0 kN/m3鉄筋コンクリート、PCコンクリートでは 24.5 kN/m3となっているようです。国土交通省制定土木構造物標準設計もそうです。作ってみないと正確な値はわかりませんし、全部が完全に一様でもありませんから。 アスファルトと砂利、砂の予測はできますし、ある範囲内には入っていると思いますけど。予測のためにはアスファルト、セメント、砂利、砂の比重とかを計っておく必要がありますけど。まあ、ある程度、常識的な値は示すことはできるかな?と思っています。 それはそれとして、ややこしいのは比重、密度、単位体積重量の関係です。ネットで検索して理解しようとすれば混乱すること請け合いです。関係が非常に混乱しているのです。 ときどき、生コンとか生モルタルの比重を求めて建設用語中辞典に来る人がいます。何のために必要なのか?と思いますが、無筋コンクリートの比重とほとんど同じでしょう。水でドロドロになっていますが、この水は乾燥するのではなくて結晶水としてセメントと化合して岩石になり取り込まれてしまいます。乾燥するのは表面のごく一部で、それもなるべく乾燥しないように、覆いをかけたり水を散布したりします。水が多すぎれば乾燥するのではないか? 確かにそうですが、コンクリートと呼ばれるくらいのものでは、水が多ければ結晶水の多い軟らかい岩石になり、少なければ硬い岩石になるのだろうと思います。一番強くなる水量というのもあるはずです。 比重 まず、確からしい定義をWikipediaで調べて書いておきます。 比重とは、ある物質の質量と、それと同体積の基準となる物質の質量との比である。 いつのころから変わったのかしりませんが、水と比較してではないのです。 しかし、通常は4℃の水と比較して、とあるので常識まで変える必要はないでしょう。 気体の場合は通常は 20℃の空気と比較してだそうですが。 英語では以前は specific gravityと言っていたのですが、Wikipediaによると ralative densityとなっています。 (specific gravityを引くと自動的に ralative densityのページに移動するのです。) そして質量の比ではなくて密度の比となっています。まあ、これは同じと言えば同じですが。 日本語版で密度の項に物理学では比重といわず比較密度という、とあり、これがralative densityでしょう。 ここで確かな定義のはずがおかしくなるのですが、「"specific gravity" "relative density" definition」で 検索をかけると、いくつかの別の見解が出てきます。 その1 specific gravityでは必ず 4℃の水が基準になる。 その2 relative densityは relative density 15/0というように、15℃の物体の密度と0℃の水の密度との比 というように、表示する。つまり水は 4℃である必要はなく比較する物体の温度も示すとなっています。 記述の詳しさから見て嘘ではないのでしょう。 その3 relative densityは密度が最大になる 3.98℃の水の密度との比である。
これだけで十分に混乱します。しかし、あくまで通常は4℃の水と比較して、という常識は変える必要はないでしょう。 どれを見ても比であることには変わりはないので、比重には単位はありません。 しかし、ネットで「比重」で検索するとトップに出てきますが、鉄 7.87として、単位に(g/cm3)が記されている例が 一つならずあります。さらに、ネットの掲示板で見ると、多分、大学の試験問題と思われるものに 「シリコンの原子量を28、アボガドロ数を 6.0×1023/molとするとシリコン単結晶の比重は、 何 g /cm3となるか計算せよ。」 というのが出てきたりします。これに対する回答として問題自体が間違っています、などの指摘があります。
真比重という言葉もあります。たいていの物質は内部に空隙があったりしますが、 それを除いた比重という意味です。常識的には比重と言えば真比重をイメージしていると思いますが、 実際にはかさ比重をイメージしているということが多いと思います。土の真比重というと、 土を構成している一つ一つの粒は元々は岩石が風化したものなので、比重は 3とかになります。
密度 これはあまり混乱はなくて Wikipediaの日本語版も英語版も単位体積あたりの質量となっています。 気になるのはどちらも温度に関する記述はありません。 ということは、密度は何℃での密度かを示す必要があるのだろうと思います。 いずれにしても、これは g/cm2とかの単位があります。 ここでまた、ネットで検索すると 重さ=質量×重力の加速度=M*G 質量の算出に質量密度というものを入れますね。 例えば、1立方センチ(1*cm3)の水と1立方センチ(1*cm3)の鉄では重さがが違いますので、 ここに密度という考えがでますね。ここに出てくる密度には単位はありません。 みたいなもっともらしい誤った記述が出てきたりします。ですが、まあそれほどの混乱はなさそうです。 常識的には密度の数値だけを比較すれば比重と同じということでいいのだろうと思います。 実は Wikipediaには水の 4℃における密度は、 約 4℃での大気圧下の空気等が溶けていないときの密度は0.999972g/cm3 とありますが。そう気にする必要はなさそうです。計測方法が進歩してこういうことになったのでしょう。
単位体積重量 これは日本語版の Wikipediaには出ていません。英語版では specific weight または unit weightで出てきます。 まあ、読んで字の通りで単位体積あたりの重量ということになります。単位体積重量の場合の体積は見たとおりの体積、つまり かさ の体積です。少々のデコボコは気にしません。 質量と重量の違いは重量は地球の引力がかかっていることで、本来は単位は力の単位 N・m-3とか kN/m3になることです。 これを、真面目に解釈すると、 体重について、体の質量が 70 kgとすると、重力の加速度は 9.8 m/s2として 体の重量= 70 kg x 9.8 m/s2 = 686 kg m/s2、SI単位では 686 Nといったことになるわけです。 ですが、これではややこしくて仕方がありません。少なくとも工学の分野では g/cm3 の gが重量の加速度を表しているものとして、密度とみかけ上は 同じ単位として扱っています。 いや、そうでもなくて論文などにするときはやはり N・m-3に翻訳しているようです。 以前は力であることを表すのに 70 kgfという言い方をしていましたが、1999年10月に計量法で禁止 ということになりました。 こうすれば数値部分を比較すれば密度と同じとも言えるようです。
余計な話ですが、同じ質量の物体でも SI単位でいう力としての重量は地球の場所によって違います。 地球が北極と南極を結ぶ軸を中心に回転しているため遠心力がかかり、赤道上では遠心力が最大になり、 見かけ上の重力が最小になるのです。私たちがふだん、重力と呼んでいるのはこの見かけの重力です。 北極でバネばかりで 70 kgある人が赤道上で同じはかりで計ると 240 gちょっと軽くなるはずです。 北極では遠心力はかかりません。日本と赤道でも違うはずです。ちょっと計算してみようとしましたが、 本来の重力は地球の中心に向いていて、遠心力は地球の回転軸と直角方向に働くので計算が大変です。 概算で赤道上での遠心力は 3.4 cm/sec2、緯度 35°では 2.8 cm/sec2くらいと出たのですが、 これと真の重力との合力を計算するのが面倒なのです。 多分、何 gかは違うでしょう。とにかく見かけの重力は地球の中心方向でなく少し斜めになっています。 トライしてみました。赤道上のシンガポールと日本では体重 70 kgだと 40 gくらい違うようです。 実はバネばかりは各国の緯度に合わせて調整されています。緯度 何度用というのがあるわけです。 天秤とか分銅を使ったはかりではこういう問題はないでしょうが。
比重と密度は似ているようで違い、比重の方は、ややこしくなってしまったので、多分、1999年10月に計量法 が変わった後でしょうか、JISでも比重という言葉は使わないようになってきています。 それまで比重計とか呼んでいたものがすべて密度計とかに書き換えられています。もちろん単位もです。 密度でも温度は関係しますので、計測方法には必ず温度が示されています。
見かけ と かさ みかけ なのか見掛けなのか見かけなのか?悩ましいところです。まあ分かればいいとしましょう。 どれも使われています。かさ は嵩と書くのは見かけません。 比重にも密度にもそれぞれ、見かけ比重とかかさ密度といったものがあります。 これがまたややこしいのです。こうした数字をよく使う人でもときに混乱するようです。私はもちろんです。
密度とか比重は物体の重量や質量を体積で割って求めるもので、体積は容器に水を張って物体を入れてあふれた 水の量から求められるわけですが、実はあふれた水の体積を量るのも大変なので、水中に入れたときの重量を 計るという方法が取られます。空中で計ったより少なくなった分が体積ということになります。
ここまではいいのですが、石ころ、砂利、とかいったものは実は内部に隙間とか空隙があります。ですから この方法で求められるのは見かけ密度です。空隙が外部に繋がっている場合でも奥の奥には水が入り込めません。 小麦粉みたいな粉体、それに粒体という言葉があるかどうか知りませんが、小麦自体も似たものでしょう。 小麦の粒は水に沈みますから比重は1より大きいわけで、だいたい 1.25〜1.45くらいのようです。 では小麦粉のかさ比重は? 店でパックされたものとカップなどに取ったものとでは違うでしょう。 ネットで探すとカップで量った人がいて、200 mlで 105 gくらいだそうです。 だいたい 0.5くらいというところでしょう。 ですが、普通の工学の分野では内部の空隙はないものとして考えてとにかく、この方法で計って 見かけ密度ということにします。厳密に真の密度に近いのを計るのであれば、水に入れたものをさらに 密封して減圧して空気をしゃにむに引き抜いて水と入れ替える必要があります。 実際、そういう計測方法があります。普通はそこまでやりませんが。必要もありませんから。
ところが、アスファルト舗装みたいなアスファルトと砂利、石を混ぜたものでは、どうか、アスファルト舗装は だいたい 4%くらいの空気を含んでいます。 排水性舗装のような水を透すように設計したものでは 20%以上にもなりますが。 余計な話ですが空隙が無い方がいいというわけでもありません。 空隙が無くなると車の重みがもろに掛かってアスファルトは横方向に逃げ出してわだち掘れになります。 空気が緩衝の役目をしているわけです。 ですからアスファルト舗装はやたらローラーで転圧すればいいというわけではありません。 過転圧ということもあるのです。
かさ密度の方は円柱とか計りやすい形に成形して外形を寸法で計って、体積を求めて重量を割って求めます。 どうも、この方が素人目には見かけ密度に思えます。いや、玄人もときどき、いや、さいさい間違えます。 どうも見かけ密度の方は見かけじゃない見かけ密度なのです。物体の外形の中の空気は除外していますから。 みかけ密度では普通の密粒度のアスファルト舗装も雷おこしみたいな排水性舗装もあまり違いませんが、 かさ密度になると、排水性舗装の方は 2割方小さくなります。 見かけ と、 かさ、この違い、紛らわしさ、何とかならないかと思いますが、うまい言葉がないようです。 英語だと、見かけは apparentで、かさは bulkですが、紛らわしさは同じです。 とにかく、一般の生活で比重と考えているのは かさ比重の方でしょう。 今回はいつもと調子が違って、生半可に学術的なお知らせになってしまいました。 ですが、これでネットに公開すれば、かなり大ヒットになりそうです。 常識的な比重とか密度の値の表でもつければ間違いなしでしょう。07/06/20 案の定、このページが他のメールマガジンとはかけ離れて見られるようになってきました。検索エンジンのデータベースにも収録されたようで、昨日は 54人が来ています。そうなると少し数値の方も頑張って入れて置かねば、責任を感じてしまいます。少し、ネットで調べたものを以下に示しておきます。だいたいは上の定義から言えば、かさ比重と考えていいでしょう。一番、感覚的に分かりやすいのはかさ比重ですから。コンクリートについては、無筋コンクリートでは 2.3ですが、鉄筋コンクリートの場合は鉄筋量でかなり違うはずで、2.5とか2.45、2.4などの数値が見られます。 アスファルト混合物についてはコンクリートとあまり違いません。材料はセメントとアスファルトが違うほかは似たものですので、アスファルトの方がセメントより軽いのですが、アスファルト舗装では、硬い石を使うので比重も少し高いということがあって 2.35 - 2.4くらいになるようです。 この比重表は小口ドットコムにあったものを転載したものです。
記号 | 元素名 | 比重(20℃) | | 記号 | 元素名 | 比重(20℃) | 英語 | 日本語 | 英語 | 日本語 | Ag | Silver | 銀 | 10.49 | Mn | Manganese | マンガン | 7.43 | Al | Aluminium | アルミニウム | 2.70 | Mo | Molybdenum | モリブデン | 10.22 | As | Arsenic | ひ素 | 5.72 | N | Nitrogen | 窒素 | 1.25×10-3 | Au | Gold | 金 | 19.32 | Na | Sodium | ナトリウム | 0.97 | B | Boron | ほう素 | 2.34 | Ni | Nickel | ニッケル | 8.90(25℃) | Ba | Barium | バリウム | 3.50 | O | Oxygen | 酸素 | 1.43×10-3 | Be | Beryllium | ベリリウム | 1.85 | P | Phosphorus | リン | 1.83 | Bi | Bismuth | ビスマス | 9.80 | Pb | Lead | 鉛 | 11.36 | Br | Bromine | 臭素 | 3.12 | Pd | Palladium | パラジウム | 12.02 | C | Carbom | 炭素 | 2.25 | Pt | Platinum | 白金 | 21.45 | Ca | Calcium | カルシウム | 1.55 | Pu | Plutonium | プルトニウム | 19.0〜19.7 | Cd | Cadmium | カドミウム | 8.65 | Ra | Radium | ラジウム | 5.0 | Cl | Chlorine | 塩素 | 3.21×10-3 | S | Sulfur | 硫黄 | 2.07 | Co | Cobalt | コバルト | 8.85 | Sb | Antimony | アンチモン | 6.62 | Cr | Chromium | クロム | 7.19 | Si | Silicon | けい素 | 2.33(25℃) | Cu | Copper | 銅 | 8.95 | Sn | Tin | すず | 7.30 | F | Fluorine | ふっ素 | 1.70×10-3 | Sr | Strontium | ストロンチウム | 2.60 | Fe | Iron | 鉄 | 7.87 | Ta | Tantalum | タンタル | 16.6 | Ge | Germanium | ゲルマニウム | 5.32(25℃) | Te | Tellurium | テルル | 6.24 | H | Hydrogen | 水素 | 0.09×10-3 | Th | Thorium | トリウム | 11.66 | Hg | Mercury | 水銀 | 13.55 | Ti | Titanium | チタン | 4.51 | I | Iodine | よう素 | 4.94 | U | Uranium | ウラン | 19.07 | Ir | Iridium | イリジウム | 22.50 | W | Tungsten | タングステン | 19.3 | K | Potassium | カリウム | 0.86 | Zn | Zinc | 亜鉛 | 7.13 | Mg | Magnesium | マグネシウム | 1.74 | Zr | Zirconium | ジルコニウム | 6.49 |
一般的な素材として大阪特殊自動車学校のサイトにあったものから上にないものを抜粋したのが下の表です。 物の種類 | 比重 | コンクリート | 2.3 | 土 | 2.0 | 砂 | 1.9 | | | れんが | 2.2 | | | 木 材 | かし | 0.9 | まつ | 0.5 | すぎ、ひのき | 0.4 | |
宮城県の経済商工観光部・産業立地推進課に岩石の比重表があります。 下に転載しておきました。 岩石種類別比重表火成岩 | 堆積岩 | 変成岩 | 岩種 | 比重 | 岩種 | 比重 | 岩種 | 比重 |
---|
花こう岩 | 2.5 - 2.8 | 硬砂岩 | 2.6 - 2.7 | 片麻岩 | 2.5 - 2.9 | 閃緑岩 | 2.7 - 3.0 | 砂岩 | 2.2 - 2.7 | 結晶片岩 | 2.6 - 3.0 | はんれい岩 | 2.8 - 3.2 | けつ岩 | 2.0 - 2.7 | 大理石 | 2.5 - 2.9 | かんらん岩 | 2.9 - 3.3 | 粘板岩 | 2.3 - 2.9 | 角閃岩 | 2.9 - 3.1 | 石英はん岩 | 2.5 - 2.8 | れき岩 | 2.1 - 2.7 | | | ひん岩 | 2.6 - 3.0 | チャ− ト | 2.5 - 2.7 | | | 輝緑岩 | 2.7 - 3.2 | 石灰岩 | 2.5 - 2.7 | | | 石英粗面岩 | 2.4 - 2.8 | 輝緑凝灰岩 | 2.6 - 2.9 | | | 安山岩 | 2.2 - 2.9 | 凝灰岩(第三期) | 1.8 - 2.6 | | | 玄武岩 | 2.7 - 3.2 | 砂岩(第三期) | 1.2 - 2.6 | | | 蛇紋岩 | 2.8 - 3.1 | けつ岩(第三期) | 1.1 - 2.6 | | | |
石油製品の比重として(株)リョーワに掲載されているものを転載します。 石油製品の比重一覧表分 類 名 | 比 重 |
---|
ガソリン(自動車用) | 0.73-0.76 | ジェット燃料 | 0.76-0.80 | ケロシン(灯油) | 0.78-0.80 | 軽 油 | 0.80-0.84 | 重 油 | 0.83-0.96 | 潤滑油(軽質) | 0.82-0.91 | 潤滑油(重質) | 0.88-0.95 | アスファルト | 1.02-1.06 | |
08/01/20 最近、みつけたものも紹介しておきます。モルタルが入っています。砂の比重がどのくらいかで違うでしょうが。ネットでは 2.5というのも見かけました。まあ、モルタルは骨材の粒が小さいだけで基本的には無筋コンクリートと同じでしょう。セメント量が多いほど重くなると思いますが。 単位容積重量物 の 種 類 | 1m3当り重量(tf) | 物 の 種 類 | 1m3当り重量(tf) | ローム | 1.6 | 鉛 | 11.4 | 普通土 | 1.7 | 銅 | 8.9 | 粘土 | 1.7 | 鋼 | 7.7 | 砂 | 1.7 | 鋳鉄 | 7.1 | 砂混じり砂利 | 1.9 | アルミニューム | 2.7 | 砂利 | 1.8 | 鉄筋コンクリート | 2.4 | 固結した砂利 | 2.0 | コンクリート | 2.3 | 軟岩 | 2.1 | セメントモルタル | 2.1 | 中軟岩 | 2.4 | 瀝青材 | 1.1 | 硬岩 | 2.6 | かし | 0.9 | 中炭塊 | 0.8 | すぎ | 0.4 | 中炭粉 | 1.0 | ひのき | 0.4 | コークス | 0.5 | きり | 0.3 | (注)1.1〜10までは地山での単位重量。 2.11〜13は見かけ単位重量。 3.木材(23〜26)の重量は気乾重量。 | |
中国の電力関係のサイトらしいので http://www.powerproduct.com/handbook/dwhs3.asp に常用材料の比重表がありました。読めないものもありますが、幅広く収録してあり、比較的、身近な材料の比重も出ています。これを書いてる間にリンク切れになってしまいました。そういうこともあろうか?と保存しておいたものを下に示しておきます。そのまま書き写すと文字化けになりますので加工しました。 常用材料重量与比重表物 質 | 重量1b/ft3 | 比 重 | 琢石砌体 | | | 花?岩,正長岩,片麻岩 | 165 | 2.3〜3.0 | 石灰岩,大理石 | 160 | 2.3〜2.8 | 砂岩,青石 | 140 | 2.1〜2.4 | 灰漿毛石砌体 | | | 花?岩,正長岩,片麻岩 | 155 | 2.2〜2.8 | 石灰岩,大理石 | 150 | 2.2〜2.6 | 砂岩,青石 | 130 | 2.0〜2.2 | 干毛石砌体 | | | 花?岩,正長岩,片麻岩 | 130 | 1.9〜2.3 | 石灰岩,大理石 | 125 | 1.9〜2.1 | 砂岩,青石 | 110 | 1.8〜1.9 | 磚砌体 | | | 机制磚 | 140 | 2.2〜2.3 | 普通磚 | 120 | 1.8〜2.0 | 軟?磚 | 100 | 1.5〜1.7 | 混凝土砌体 | | | 水泥,石,砂 | 140 | 2.2〜2.4 | 水泥,?渣等 | 130 | 1.9〜2.3 | 水泥,焦渣等 | 100 | 1.5〜1.7 | |
物 質 | 重量1b/ft3 | 比 重 | 各種建筑材料 | | | 炉灰,煤渣 | 40〜45 | - | 松散的硅酸?水泥 | 90 | - | 凝固的硅酸?水泥 | 183 | 2.7〜3.2 | 松散的石灰,石膏 | 53〜64 | − | 凝固的灰漿 | 130 | 1.4〜1.9 | Slags,bank shag | 67〜72 | − | Slags,bank screenings | 98〜117 | − | 机碎渣(machine slag) | 95 | − | 水碎渣(slag sand) | 49〜55 | | ?掘土等 | | | 干粘土 | 63 | − | 可塑湿粘土 | 110 | − | 干粘土和礫石 | 100 | − | 松散的干土 | 76 | − | ??的干土 | 95 | − | 松散的湿土 | 78 | − | ??的湿土 | 96 | − | 流動性泥土 | 108 | − | ??的泥土 | 115 | − | |
物 質 | 重量1b/ft3 | 比 重 | 石灰岩乱石 | 80〜85 | − | 砂岩乱石 | 90 | − | 頁岩乱石 | 105 | − | 松散的干礫石砂 | 90〜105 | − | ??的干礫石砂 | 100〜120 | − | 湿礫石砂 | 118〜120 | − | 水中?土 | | | 砂或礫石 | 60 | − | 砂或礫石和粘土 | 65 | − | 粘土 | 80 | − | 河泥 | 90 | − | 土壤 | 70 | − | 乱石堆 | 65 | − | ?物 | | | 石棉 | 153 | 2.1〜2.8 | 重晶石 | 281 | 4.50 | 玄武岩 | 184 | 2.7〜3.2 | ?礬土 | 159 | 2.55 | 硼砂 | 109 | 1.7〜1.8 | 白? | 137 | 1.8〜2.6 | |
物 質 | 重量1b/ft3 | 比 重 | 粘土,泥灰岩 | 137 | 1.8〜2.6 | 白云石 | 181 | 2.9 | 長石,正長石 | 159 | 2.5〜2.6 | 片麻岩,蛇紋石 | 159 | 2.4〜2.7 | 花?岩,正長岩 | 175 | 2.5〜3.1 | 閃緑岩,暗色岩 | 187 | 2.8〜3.2 | 石膏,雪花石膏 | 159 | 2.3〜2.8 | 角閃岩 | 187 | 3.0 | 石灰岩,大理石 | 165 | 2.5〜2.8 | 菱?土 | 187 | 3.0 | ?酸?岩,?灰石 | 200 | 3.2 | 斑岩 | 172 | 2.6〜2.9 | 天然浮石 | 40 | 0.37〜0.90 | 石英,火石 | 165 | 2.5〜2.8 | 砂岩,青石 | 147 | 2.2〜2.5 | 油頁岩,頁岩 | 175 | 2.7〜2.9 | ?石,滑石 | 169 | 2.6〜2.8 | 采堆石 | | | 玄武岩,花?岩,片麻岩 | 96 | - | 石灰岩,大理石,石英 | 95 | - | |
物 ? | 重量1b/ft3 | 比 重 | 砂岩 | 82 | - | 油頁岩 | 92 | - | 閃緑岩,角閃岩 | 107 | | 瀝青物? | | | 石油瀝青 | 81 | 1.1〜1.5 | 无烟煤 | 97 | 1.4〜1.7 | 烟煤 | 84 | 1.2〜1.5 | 褐煤 | 78 | 1.1〜1.4 | 干的泥煤,泥炭 | 47 | 0.65〜0.85 | 松木炭 | 23 | 0.28〜0.44 | 橡木炭 | 33 | 0.47〜0.57 | 焦炭 | 75 | 1.0〜1.4 | 石墨 | 131 | 1.9〜2.3 | 石蝋 | 56 | 0.87〜0.91 | 石油 | 54 | 0.87 | 精制石油 | 50 | 0.79〜0.82 | ?汽油 | 46 | 0.73〜0.75 | 汽油 | 42 | 0.66〜0.69 | 硬瀝青 | 69 | 1.07〜1.15 | 瀝青焦油 | 75 | 1.20 | |
物 ? | 重量1b/ft3 | 比 重 | 煤及焦炭堆 | | | 无烟煤 | 47〜58 | − | 烟煤,褐煤 | 40〜54 | − | 泥煤,泥炭 | 20〜26 | | 木炭 | 10〜14 | − | 焦炭 | 23〜32 | − | 金属、合金、?石 | | | ?、鍛? | 165 | 2.55〜2.75 | ?、軋黄銅 | 534 | 8.4〜8.7 | 青銅(7.9〜14%sn) | 509 | 7.4〜8.9 | ?青銅 | 481 | 7.7 | ?、軋紅銅 | 556 | 8.8〜9.0 | 銅?石,黄銅? | 262 | 4.1〜4.3 | ?、鍛金 | 1205 | 19.25〜19..3 | ??、生? | 450 | 7.2 | 熟? | 485 | 7.6〜7.9 | 鏡? | 468 | 7.5 | 硅? | 437 | 6.7〜7.3 | 赤?? | 325 | 5.2 | 堆置的赤?? | 160〜180 | - | |
物 ? | 重量1b/ft3 | 比 重 | 松散的赤?? | 130〜160 | - | 褐?? | 237 | 3.6〜4.0 | 磁?? | 315 | 4.9〜5.2 | ?渣 | 172 | 2.5〜3.0 | 鉛 | 710 | 11.37 | 方鉛? | 465 | 7.3〜7.6 | ?合金 | 112 | 1.74〜1.83 | ? | 475 | 7.2〜8.0 | 軟?? | 259 | 3.7〜4.6 | 水銀 | 849 | 13.6 | 蒙乃?合金 | 556 | 8.8〜9.0 | ? | 565 | 8.9〜9.2 | ?、鍛白金 | 1330 | 21.1〜21.5 | ?、鍛銀 | 656 | 10.4〜10.6 | 軋鋼 | 490 | 7.85 | ?、鍛錫 | 459 | 7.2〜7.5 | 錫石? | 418 | 6.4〜7.0 | ?、軋? | 440 | 6.9〜7.2 | 閃?? | 253 | 3.9〜4.2 | 各種固体 | | | |
物 質 | 重量1b/ft3 | 比 重 | 燕麦(散装) | 32 | | 大麦(散装) | 39 | | 玉米,黒(散装) | 48 | | 小麦(散装) | 48 | | 干草及稻草(?装) | 20 | | 棉花,?麻,大麻 | 93 | 1.47〜1.50 | 脂肪 | 58 | 0.90〜0.97 | 松散的面粉 | 28 | 0.40〜0.50 | ??的面粉 | 47 | 0.70〜0.80 | 普通玻璃 | 156 | 2.40〜2.60 | 平板玻璃或上等厚玻璃 | 161 | 2.45〜2.72 | 結晶玻璃 | 184 | 2.90〜3.00 | 皮革 | 59 | 0.86〜1.02 | ? | 58 | 0.70〜1.15 | 堆置的馬鈴薯 | 42 | - | 生橡膠 | 59 | 0.92〜0.96 | 橡膠制品 | 94 | 1.0〜2.0 | 堆置的粒状? | 48 | - | 硝石 | 67 | - | 淀粉 | 96 | 1.53 | サラダ油 | 96 | 0.916〜0.922 | |
「米 単位重量」で検索してこのページがヒットしたようです。単位重量の意味があいまいですが、比重と考えると、お米をとぐときには米粒は水に沈みますから 1よりは大きいのは間違いありません。これが浮いたら洗うのが大変でしょう。ザルに入れて水を流しながら洗えますが、やったことありますけど、小さな虫などが混じったりしていると、除去するのは至難の業です。しかし、新米は水を多く含みますので古米よりは軽いはずです。またお米の品種によっても違うのだと思います。私の実用的な記憶で言えば、お米 1 kgは 7合、かさ単位体積重量は 1,000 g/(7 x 180 cm3)=0.8くらいで袋のまま水に入れれば浮くはずです。米の一合は約 150 g。舗装の骨材を扱った経験からの類推で空気の占める隙間の割合:空隙率は 25%程度でしょうから、米粒の比重は 0.8/(1-0.25)=1.3くらいでしょう。 | |
物 質 | 重量1b/ft3 | 比 重 | 硫? | 125 | 1.932.07 | 毛 | 82 | 1.32 | 美国風干木材 | | | 重量含水率: | | | 風干木材15〜20% | | | 新木材<50% | | | 白、紅杉木 | 40 | 0.62〜0.65 | 白、紅杉木 | 22 | 0.32〜0.38 | 栗木 | 41 | 0.66 | 柏木 | 30 | 0.48 | 道格拉斯云杉木 | 32 | 0.51 | 東部冷杉 | 25 | 0.40 | 白楡木 | 45 | 0.72 | ?杉木 | 29 | 0.42〜0.52 | 山核桃木 | 49 | 0.74〜0.84 | 洋槐木 | 46 | 0.73 | 硬槭木 | 43 | 0.68 | 白槭木 | 33 | 0.53 | ?木、栗木 | 54 | 0.86 | 新伐?木 | 59 | 0.95 | |
物 質 | 重量1b/ft3 | 比 重 | 紅、黒?木 | 41 | 0.65 | 白?木 | 46 | 0.74 | 俄勒罔松 | 32 | 0.51 | 紅松 | 30 | 0.48 | 白松 | 26 | 0.41 | 長叶黄松 | 44 | 0.70 | 短叶黄松 | 38 | 0.61 | 白楊 | 30 | 0.48 | 加利福尼?紅木 | 26 | 0.42 | 白,黒云杉 | 27 | 0.40〜0.46 | 黒核桃木 | 38 | 0.61 | 白核桃木 | 26 | 0.41 | 各種液体 | | | 100%乙醇 | 49 | 0.79 | 40%?酸 | 75 | 1.20 | 91%硝酸 | 94 | 1.50 | 87%硫酸 | 112 | 1.80 | 66%?打鹸液 | 106 | 1.70 | 植物油 | 58 | 0.91〜0.94 | |
物 質 | 重量1b/ft3 | 比 重 | ?物油,潤滑油 | 57 | 0.90〜0.93 | 水,4シC最大密度 | 62.428 | 1.0 | 水100シC | 59.830 | 0.9584 | 冰水 | 56 | 0.88〜0.92 | 新降雪水 | 8 | 0.125 | 海水 | 64 | 1.02〜1.03 | 气体 | | | 空气,0シC,760mm | 0.08071 | 1.0 | ? | 0.0478 | 0.5920 | 二?化? | 0.1234 | 1.5291 | 一?化? | 0.0781 | 0.9673 | 照明用气体 | 0.028〜0.036 | 0.35〜0.45 | 天然气 | 0.038〜0.039 | 0.47〜0.48 | ? | 0.00559 | 0.0693 | ? | 0.0784 | 0.9714 | ? | 0.0892 | 1.1056 | |
佐藤渡辺サイトの近況 06年9月の月間の画像を含まないページビューでのヒット数は 505,136 431958と、先月から7万近く回復しました。40万台割れはなさそうです。なぜ、急に増えたかよくわかりません。学校関係の活動が盛んになると増えるのは確かですが、それだけでは無さそうです。Yahooから嫌われていたのが少し戻りつつあるような気がします。
松岡さんは、お気の毒でした。 無くなっても、あまり同情的なコメントは聞かれず、ほんとに気の毒です。 安倍さんも守ると見えて実は追い込んでいたのでは? ほんとに守るつもりなら、もう少しやり方があったでしょうに。強権的なやり方では少なくとも閣僚級には釘をさして置くべきだったでしょう。そうでなければ、友人として引け時を教えるべきだったでしょう。安倍政権はいつぞや、中川さんが閣議で起立云々といったことがありましたが、家庭的といいうか重しが効いていなくて各人、自由にものを言っているようです。そこを無理矢理、安倍カラーを押しだそうと頑張ってる雰囲気です。 社会保険庁、年金問題は何も安倍さんのせいではないでしょうに。歴代の内閣で積もり積もったものが、今、明るみに出てきただけでしょう。
家の話 雑草との戦いは大変になってきました。今、食べられるのは二株植えたレタス、葉っぱの赤いやつです。これを毎日、周りから二枚ばかり葉っぱを欠いでキャベツ、人参のサラダに添えています。株の大きさはいつも同じくらいです。ゴーヤはまだ雌花がつきません。そのうち何とかなるでしょう。五月に山形の方でサヤエンドウの苗を買って植えましたが これは、あちらとは気候が違うのでダメです。うちあたりでは 2月、3月に種をまかないと、種は家内が買ってあったのですが、行方不明で撒き時を失いました。最近、冷蔵庫の中に見つけました。
07/06/09発行 167部 先月-1部毎回、4、5通が宛先不明で戻ってきます。三回連続で不着になったらリストから削除しています。2、3を削除しますが、だいたい同じくらいの新規申し込みがあって、同じくらいの発行部数になっています。 目次へ このホームページの更新状況などのお知らせをご希望の方がありましたら、下記の申し込みのフォームでお申し込み下さい。私どもからのお知らせのほかに、「まりんにゅうす」というメールマガジンも届くことになります。 |