メールマガジン No.42 査察ロボット・盗作発見
査察ロボットといっても、こちらのサイトを査察しているわけではありません。昨年8月頃から、TurnitinBotというロボットが来るようになりました。たまに来て、数百ページを持っていきます。このロボットは良心的なロボットで自分が何者であるかを、 TurnitinBot/1.5 http://www.turnitin.com/robot/crawlerinfo.html というように、名前にURLをつけて、調べられるようにしています。こういう場合は、来訪を断ることもできるようになっています。中にはロボットを嫌う人もいますので。大量のアクセスをされると、客でもないのに、通信容量を食われるというわけです。 しかし、検索エンジンのロボットは、こちらのサイトの更新状態をチェックして、検索ページに反映してくれますので、長い目で見れば、訪問客を増やしてくれているのだろうと思っています。GoogleのGooglebotはほとんど毎日きますが、それ以上のの訪問がGoogleからありますから。 さて、この TurnitinBotですが、ある日500以上のファイルを持っていったので、一体、誰のロボットだろうと、調べてみました。会社名はTurnitin.comということになっていて、一般消費者向けの会社ではありません。何をしているかというと、大学の学生が書いた論文、レポートの類がネットから探してきた資料の丸コピーでないか、チェックする会社で、世界中の大学の先生などが、顧客になっていて、学生のレポートをこのTurnitin.comに調べてもらうと、それは、ネットの中のこのページのコピーである、とかを査察して、それで商売をしているわけです。 多分、日本語には対応していないようですから、日本の学生は安心?していいかも知れませんが、いずれ、日本でもこうしたサービスが出てくるでしょう。そういえば、もう一年以上経ちますが、たまたま、訪問者の中にオーストラリアの検索エンジンがあって、試しにwatanabesatoと入れたところ、日本のある女子大のページが検索されました。何事かと、行ってみたら、日本文化のページの丸コピーがそこにありました。佐藤渡辺の名前は基本的には消してあるのですが、一つだけ消し忘れていて、検索にひっかかったわけです。 学生が実習として作成したページのようですが、構成としては、日本の祭り、食文化、行事とかをまとめていて、なかなかいいのですが、丸コピーはちょっとひどいので、指導教官に連絡して、リンクの形に改めてもらいました。優秀な学生さんだったようです。優秀な学生ほど、そういう誘惑にはかられやすいのでしょう。アメリカでは、盗作に手を焼いているのだと思います。
佐藤渡辺サイトの近況 3月の画像を含まないページビューは230,212ヒットで、2月の記録にもおよびませんでした。日本の教育関係は3月の春休みでかなり減っていて、アメリカの教育関係の1/3以下になっています。3月25日に建設用語中辞典を利用して、仏和・建設用語中辞典をアップロードしました。目次のページが少し追加されるだけで、基本的には建設用語中辞典と何の変わりもありませんが。今、ドイツ語の方も、少しずつ、作業をしています。こちらの商売の助けにはなりそうにもなく、ただ、やって見たかったということです。 ベルリンのNoraさんという人から、メールが来て、日本文化の紹介の中の「日本人の"私"はいくつ?」、「日本人の"貴方"はいくつ?」をドイツ語に翻訳させてください、ということでした。「Japanisch-Netzwerk」という日本について学ぶ人のためのサイトだそうです。承諾しておいたら、数日でできあがったようで、こちらからも、各ページからリンクをつけておきました。
よその国、日本の国の話 上記のノラさんと、イラク戦争について、ちょっと意見をかわしました。「もうすぐ桜が満開になるけど、今年はあまり、浮かれた気分になれない。ブッシュさんと、フセインさん、あの世ではいい友だちになれるのではないかな? 似たものどうしだし」 「確かにこの時期、美しいものも、心底、たのしめないわね、ドイツ政府は戦争反対だし、ベルリンはStop Warの看板だらけで私はハッピーだけど、実はドイツはイラクと石油の契約があるせい、というわけで、手放しでハッピー、というわけではないわ。小泉さんがアメリカに賛成したのは別に驚かなかったわ。ところで、NHKの子供ニュースのイラク戦争の解説みた。英語でホームページになっているわよ。私は気に入ったか、入らないか、ちょっと判断に苦しむけど」 「日本でもジャーナリズムは反戦であふれているよ。だけど、彼らは、自分が小泉さんの立場にたったら、同じようにする、ということを知ってるよ。小泉さんはアメリカの従僕としては、よくやったと思うよ。友だちとしてではないけど。アメリカに友だちになる。これは大変に勇気がいることなんだ。何しろ、経済はアメリカに負うところが大きいし、もっと現実的な脅威として北朝鮮があるから。」 ともかくも、アメリカは戦勝し、いずれ、イラク国民の満ち足りた生活ぶりがテレビに映るようになるでしょう。ブッシュさんにはそこまでしか見えていないのでは? 私には、アメリカ国内で日常化する自爆テロが見えます。日本も人ごとではありません。
家の話
ブロッコリーは小鳥に葉っぱを裸にされてもちゃんと脇目の小さなブロッコリーをつけています。あらかた採ったけど、もう一回くらいは食べれるかもしれません。 サヤエンドウの蒔き時を失したようで、種をまいたのですが一週間ほど芽がでませんでした。一応は出てきましたがどうなることやら。
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