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 フィンランドの神々をご紹介します。

 フィンランドが歴史上、書物の上に現れるのは AD 98年にタキツスが、その著書、ゲルマニアに、北西バルト地方にFenniと呼ばれる、並ぶものなき極貧の人々がいる、ことを記しているのが始めだということです。ただし、この人たちが、今のフィンランド人の先祖かどうかは不明のようです。
 とにかく、十字軍の洗礼を受け、スウェーデンやロシアに支配されるなど、いろいろな文化に影響されたわけですが、今は国旗に見るようにキリスト教国です。キリスト教以前の宗教はまったく消えてしまっているようですが、1900年代、初頭までは、家を建てると、正式の僧侶が祝福をしたのちに、家の守護精霊に供物を捧げるといった習慣が残っている地方はあったそうです。
 現代のフィンランドはノキアに代表されるハイテクの国ですが、私が目を向けるのは、現代のフィンランド人に何か少しは影響を与えているであろう、前キリスト時代の神々の世界です。ここで参考にしているのは、主として下記のサイトです。

http://www.finnishmyth.org/

フィンランドの神々

 元の文章が、多少、文法を無視した詩のようになっているので、そんな感じで紹介します。

ウッコ UKKO

ウッコ様、お前様は何にもまして強い。
捧げます。この聖なる乾杯を、お前様のコーンから醸したこの酒を。
捧げます。我らが父よ。お前様と生けるもの、死せるものすべてとを繋ぐために。
ウッコ様、お前様は何にもまして強い。天の老翁。
このウォッカの豊穣をお受けくだされ。
お前様にこれを捧げます。我らは知る。お前様がさらに多くの恵みを垂れることを。
種は蒔かれたり。さあ、雲を呼んでくだされ。雨を降らせてくだされ。
雨の中にお前様は来たり、雷に我らはお前様の黄金の杖の打つを聞く。
お前様が烈火の乾燥小屋で脱穀するのを。
雲の上にお前様は住む。空の真ん中に。雨を治め、風を治める。
我らはお前様の救いを求める。絶望と危機の時に。
我らが狩人はお前様の助けを求める。
お前様は獲物を育てなさる。お前様は熊を我らにもたらす、お前様の贈り物として。
そして、貴方の助けで、我らが妻らは産み、叫ぶ。

(ウッコはほとんど全能の神のようです。最高神でしょう。奥さんは、ラウニ Rauniです。)

アハティ AHTI

おだやかなアハティ様。Ahtolaの王よ。お前様の恵みをこの釣り具にくだされ。
この捧げ物をお受けくだされ。我らは海に行く故に。
お前様の魚を深みから、持ち上げてくだされ。
そして、狩人にはアザラシを。
おだやかなAhti様。水の王にして海の領主たる髭の王。
お前様を当てに我らは網を編み、網を打つ。
お前様を当てに我らは銛を研ぐ。
お前様は魚を育てなさる。アザラシも。
お前様は泡のガウンを着た海の黄金の王。

ミーリッキ様、岩の貴婦人様。
アハティ様は深みの領主、海の王。
ミーリッキ様は木々の貴婦人、森のアハティ、荒野の女王様。
お前様は私に痛みを呉れた、今度は傷を治してくだされ。
悪霊を取り去ってくだされ。
お前様の家はそこ、九つの海の深みに、大いなる土手の向こう、
北の暗闇に、苔むした沼地に、ほとばしる泉に。
我は泉に水を汲む。そして悪しきものを払い、傷を洗い清める。
(アハティは海の神のようです。ミーリッキはこの後でも出てきます。ここはアハティと兄妹関係でもあるのでしょうか。)

イルマリネン  ILMARINEN

イルマリネン様、天と地とを打ち出せるもの、風のご主人様。
我らがこの危なき旅に漕ぎ出すときには一緒にいてくだされ。
お前様は風を育てなさる。嵐を鎮めることも出来なさる。
良い風をくだされ。お前様の嵐からは我らをおよけくだされ。
イルマリネン様、天空の永遠の鍛冶屋様。
お前様は銅の空を明るい星とともに作りなされた。
さあ、お前様の風と星々とで、我らを安全に海の向こうにお連れくだされ。
鍛冶屋のイルマリネン様はそこで生まれなさった。
夜の暗闇に生まれ、その同じ暗闇で育ちなさった。
お前様をどう呼ぶか、誰も知らなかった。
親父どのはイルモリと呼び、母ごどのはアルモと呼び、
姉たちはソティジャコと呼んだ。
朝の光とともに鍛冶場に、お前様は出かけなさる。
お前様の強いシャツから鍛冶場が生じ、お前様の腕はさながら曲がった鉄。

(イルマリネンは天地創造の神のようですが、根っからの技術屋で作るだけ作って、治めるのはほかの神々にまかせるようですが、風はこの神の守備範囲のようで、その関係で航海の神でもあるようです。)

タピオ TAPIO

タピオ様、森の王様。
おん前に捧げたこの捧げものを、お受けくだされ。
お前様のさわやかな王国のライ麦の三本の穂から獲れたこのパンを。
ライ麦の三本の穂から獲れて、お前様の泉の水で醸した聖なるビールを。
さあ、祝福してくだされ。おん前の聖なるテーブルに置いたこの武具を。

(タピオは農耕の神様でしょうか、戦いの神様でもあるようです。)

ミーリッキ MIELIKKI

ミーリッキ様、森の貴婦人様。広大な木の森の奥方様。
荒野のすべてを歩き、未開の地を探し求め、
リスを走らせ、飛ばせて導いてくだされ。探し求める男の行く手に、狩りの英雄の足下に。
リスを導いてくだされ、幸運の枝の上に。

(ミーリッキは森の神、狩りの神でもあるようです。熊のような大きな獲物はウッコの守備範囲でミーリッキは小さいもの専門なのでしょうか? 別の資料でフィンランドの神々の神殿という、神々の辞書みたいなサイトに行くと、タピオの奥さんのようです。蜂蜜も彼女の守備範囲のようです。熊を創ったのも彼女だということです。)


ツルサス TURSAS

永遠なるツルサス様。
弓を引き、痛みのもとになりなさる。
海から上がって、お取りくだされ、
この武具を、この槍を。

(ツルサスは戦いのほかには能のない神でしょうか?)


バイナモイネン Vinminen (これだけは特殊なフォントで表示できません)
(ワイナモイネン)

 この神様だか、人だかが登場すると、話はごちゃごちゃにこんがらがってしまいます。でも、彼が、フィンランドの一大叙事詩、カレバラ Kalevalaの主人公です。この話は後回しにしましょう。

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