トップページへ建設用語中辞典
(英仏独和)
世界の文化世界の国名・
 国旗の由来
国名から探す
和訳・日本の文化韓国地図検索ソウル地図検索釜山地図検索作者のページ
県別自治体リンク50音自治体リンク面白いサイトスパム紹介(日記)お問合わせ
このページだけが表示されたときは、こちらをクリックしてください。

マルティニク(Martinique) .mq

首都  フォール-ド-フランス (10 万) (Fort-de-France)

 西インド諸島南東部, Windward 諸島北部の島で, フランスの海外県です。面積 1,128 km2、人口は40万人程度のようです。公用語 フランス語ですが、ほとんどの人はアンチレアン・クリオール Antillean Creoleとかマルティニケ・クリオールとかのスペイン語といろんな言葉の混じった言葉を使うようです。クリオールというのは西インド諸島の原住民と、スペイン人に代表される白人との混血、あるいはアメリカではフランス人と黒人の混血、それが多いのかルイジアナ州の人もそういう呼び方をされるらしいです。クリオール語は狭義にはルイジアナ州南部の黒人が話すフランス語らしいです。ここの場合は現地人とサトウキビやココア、コーヒーなどの栽培のためにアフリカから連れてきた黒人とフランス人の混血とその言語を指すのでしょう。奴隷制が1848年に禁止されると、今度はインドや中国から連れてきたようですが、アフリカ黒人の子孫が一番多いようです。
 ナポレオンの奥さんのジョセフィーヌは、このマルチニークのエリートで金持ちのクレオールの娘だったということです。
 通貨は今はユーロです。経済はサトウキビなどの栽培は廃れて、今は食料はほとんど輸入に頼り、フランスの援助と観光で成り立っていますが、暮らしはカリブ海の中では非常に豊かで、シャネルなどフランスの贅沢品もすぐ間に合うようです。
 コロンブスが1493年には発見したようですが、上陸したのは第四航海の1502年のときで、スペイン人はこの島には興味がなく、1635年にフランスが植民地にしました。このあたりの島は列強の争奪戦がさかんだったのですが、三度ほど外国に占領されたことはありますが、フランスが守り抜きました。首都の名前が Fort de Franceとあるのはフランス砦という意味でしょう。マルティニクは原住民は Madininaとか Madirinaとか、意味としては「花の島」呼んでいたそうで、それがどういう具合でかフランス風に発音しているうちに、そうなったようです。
 国ではありませんが、県旗があります。可愛らしい蛇のようですが、実はこの島にたくさんいるガラガラヘビの仲間のようです。別の独立志向の意味はなくて、1766年から使われていたようで、青地に白十字は当時のフランスの船が航海ときに揚げる航海旗で、それに、この島のアイデンティティーを付け加えたものです。
西インド諸島の地図 →西インド諸島の大地図

↓マルティニクの地図