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モンゴリア(Mongolia) .mn

首都 ウランバートル (29 万) (Ulan Bator)
 国際電話番号 +976

 モンゴル地方にある国。国土面積 1,564,116 km2。人口 2,594,100人(2006)。モンゴル族 90%, カザフ族, 中国人, ロシア人など. 公用語: Mongolian. 宗教: チベット仏教. 通貨: tugrig。旧称 Outer Mongolia (外蒙古), 1924-90 年 (モンゴル人民共和国)
 13世紀に、かのチンギス・ハン、あるいはジンギスカンがヨーロッパにまでまたがる、日本では元として知られる大帝国を作りましたが(モンゴル帝国の最大版図)、モンゴル人は一応はその末裔でしょう。と言っても、いろんな民族の通り道になったところでもありますので、みんながみんとということではないでしょう。モンゴリアはその一部、あるいは中心地だったわけですが、百年ほどで帝国は崩壊し、モンゴリアの地は中国の地方となり、外モンゴルと内モンゴルになりました。外モンゴルの方は1911年に独立を宣言しましたが、実体的にはソ連の支援のもとで1924年が独立の年のようです。第二次大戦中はソ連が日本軍の防衛にあたり、1958年のソ連と中国との仲違い後はソ連軍の基地がたくさん作られました。国連には1961年に加盟を果たしています。当然、モンゴルも共産政権だったわけですが、1990年に共産党は政権を降り、人民共和国から大統領・内閣制度の共和制になっています。
 国名のモンゴリアは Mongolに国とか地を意味する iaをつけたものですが、自称は Mongol Ulsです。さて、この Mongolの名称の由来ですが、諸説があって、まとまりがつきません。一応、列挙しておきます。

  1. mong「強い、勇敢な」とgul「人、異邦人」の意。
  2. モンゴルの語源はモングケ・ゴウル(永遠の河)であると信じられているという。これはモンゴル族の故地であるオノン川の源流モングとの関連性を指摘した学説らしい。また、 一説には「落ちぶれた、単純な」、あるいは「愚か」を意味するというのは否定されている(イランの史家ラシード・ウッディーンが1310年に著した「集史」の記述が出典らしい)。自称に否定的な意味があるのは不自然であるから当然だろう。
  3. チンギス・ハーンの時代に「モンゴル」という名称が使われるようになり、それはチンギス・ハーン自身が命名したもので「残忍な」という意味の「モング」である。そして、彼の出身氏族が元来「ハマック・モンゴル」という名を持っていた。
     紀元前に建設された最初の国家である匈奴の後、同じモンゴル系の鮮卑が登場し、その中からモゴリィという一族が出現し、モンゴルという名が紀元3世紀から使われるようになったのだと言う研究者もいる。これは、チンギス・ハーンより約1000年遡ることになる。
     また、チンギスのかなり前にあった唐帝国(618〜907)や遼朝の時代に、モング(メング)という言葉が使われるようになった。これはモンゴルという言葉がかなり古くから使用されていたことを示すものである。
     中国人は、モンゴルという言葉を誤って現在まで「マング」あるいは「メング」と表記し、時には「モング」という。
     ドルジ・バンザロフやロシアの研究者グルム・グルジマイロたちは、モンという川に由来するとした。その根拠はある国家の名称は「モン」「ゴル」という二つの言葉からできた。その場合の「モン」という言葉は、モンゴル人首長の氏族名である。つまり、チンギスから遡ること8代前の先祖ボドンチャルが「モン・ハーン」あるいは「モン国のハーン」と呼ばれていた。ドルジ・バンザロフはさらに、モンという川(ゴル)について言及し、地図にはそのような川は記載されていないが、モナ・ハーン山はある。その山は内モンゴル・オルドス地方の黄河北岸にある。こうしてドルジ・バンザロフは、「モンゴルという名称は発見された。多分現在それに相当する川(ゴル)は、その山の北側斜面にあった。あるいは少なくともその川は15世紀にはそのように呼ばれていた。何故ならそれは、モナ・ハーン山近辺の遊牧民6万人が、その移住先の土地にちなんで「モンゴルチン」と呼ばれていたからである。この名称から現在のモンゴルという言葉が生まれたのだと結論できる」とした。
  4. モンゴリアはアジア大陸の中心にあり、モンゴル人は Mongoliaは「世界の中心」と言う意味だと言っている。
 とにかくモンゴルはモンゴルです。ちなみに首都のウランバートルについて赤い英雄というのがありました。
 国旗は1949,年に制定されたものですが、基本形は独立時と同じのようです。赤色は勝利と歓喜を、青色は不変の空と忠誠と献身を表わし、黄色の紋章はソヨンボ(蓮台)と呼ぶ伝統あるシンボルで、繁栄・神聖・主権・高潔・自由・団結などを意味するものだそうです。
 モンゴルの文化に関しては、佐納康治というの大学の先生の旅行記があるので紹介しておきます。コンピュータとか情報の教授のようですが、世界中、旅をされています。

国立民族博物館・研究公演・草原の英雄たち ─ モンゴル英雄叙事詩の世界
モンゴル大使館
アジアの地図

↓モンゴリアの地図