国名を表すコードにも、数字コード、2文字コード、3文字コードとあります。インターネットで使うのは2文字コードですが、2文字コードにもいくつか種類があります。このドメイン名辞典みたいなのは、どこの国からアクセスがあったとか、どこの国からメールが来たとか、自分はいったい、どこの国のページを見ているのだろうとかの参考に作りはじめたものですが、国際電話番号もあればいいかな、と記載しはじめるうちに、ほかにもオリンピックやサッカーの国際試合などで国名を 3文字で表しているのがテレビでよく見られるな、と気が付きました。では、これらもと思ったのですが、各ページにいちいち書くのも面倒だし、表にまとめてやれ、と考えました。 IOCコードはオリンピック競技のテレビ放映で国名として表示されるもので国際オリンピック委員会 International Olympics Committeeが取り仕切っています。これは3文字コードで、だいたいは A-3と同じなのですが、多分、ISOよりは歴史が古いこともあって微妙に違うものがあります。2文字よりは3文字の方が若干ながら国名の想像はつきやすいわけでインターネット以前は一番目に付く国名コードでした。総じて言えば、アルジェリアが A-3の DZAに対して IOCでは ALGと想像のつきやすいものになっています。また、オリンピックは1896年に第一回が開かれており ISOよりは古い歴史があります。今回、国名コード表を作ったのは、オリンピックとかサッカーのワールドカップの国名表示から国名を探すのに便利かな?と思ったためです。 FIFAは Fédération Internationale de Futbol Association つまり、国際サッカー連盟の略です。サッカーはイギリスが母国のスポーツなのに、どうしてフランス語の略語 FIFAが使われるのでしょうか? 少し追いかけてみましたので、そちらをご覧ください。 IANA (アイアナ、イアナ Internet Assigned Numbers Authority)はインターネットに関連する番号を管理する組織です。1988年設立ということになっていますが、実態は南カリフォリニア大学の情報科学研究所 (ISI: Information Science Institute)がアメリカ政府からの委託を受けていたものです。出だしがアメリカの国防からスタートしたため、国際機関という感じではなく、1998年にアイキャン (ICANN The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers 直訳するとインターネット名称・番号割り当て財団でしょうか?)が設立され、その下部機関ということになりました。それにしても ICANNはアメリカ商務省の委託を受ける形であり、ちょっと国際問題になっています。設立が ISOよりは遅いこともあり、ISOの A-2が国別ドメインとして採用されていますので、表の中には入れていません。 ITU (国際電気通信連合: International Telecommunication Union)はラジオの発信地の国名コードとして使われているものです。1865年にパリで設立された万国電信連合 (International Telegraph Union)が前身で、世界最古の国際機関らしいです。ということで A-3ともIOCとも違う国名コードが見られます。 FIPS(連邦情報処理標準: Federal Information Processing StandardsS)は、アメリカの軍事以外全ての政府機関及び請負業者による利用を目的としたコードで、国名こーどのほか、州コード、郡コードなども含んでいます。また、アメリカの都合で、あまり知られていない島々にもコードが割り当てられています。パレスチナについてはガザが GZ、ヨルダン西岸には WEなどが割り当てられています。
MARC (MAchine-Readable Cataloging)は図書資料の電子的目録作りのためのものです。アメリカで1980年に USMARCとしてスタートしたようです。A-2とはかなり違います。 WIPOは. 「World Intellectual Property Organization」(世界知的所有権機関)の略で、知的財産権保護の国際的な促進を目的とした国連の専門機関です。 基本的には A-2に従っています。国でない世界知的所有権機関・事務局(WIPO)が WOとか、欧州特許庁が EP、ベネルクス商標局&意匠局が BX、アフリカ工業所有権機構 (OAPI)が OA、アフリカ地区工業所有権機関が AP、ペルシャ湾岸諸国協力会議の特許庁が GC、ユーラシア特許庁が EAなどがあります。 |